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LLCを抜きましょう。
サーモスタットは、ラジエーターのロアホースがエンジンにつながっているところにあります。
ここをあけるだけで、LLCの半分はでてしまいますよ〜ですから、まずLLCをできるだけ抜いておきましょう。
LLCを抜くときは、必ず受け皿を用意しましょうね。LLCは有害のようですので・・・
まず、ラジエータのドレンボルトを少しづつ緩めます。(写真なくてすまそ)ちなみに、ボルトは手前から見て、一番左下あたりにあります。蝶ねじになってますので手で緩めることができます。高級車のように、LLCを抜くためのホースはついておらず、緩めたところからLLCが落ちますのでご注意を・・・緩めてでてきたら、ドレンボルトをはずしちゃいます。
ラジエーターキャップをはずします。すると勢いよくLLCがぬけますよ。
これだけでは、全部ぬけないので、いろいろ試行錯誤します。
ぶりちゃんは、ロアホースのエンジン側をはずしました。クリップが硬いので、ウォーターポンププライヤーなどでつかんではずします。
そして、サーモが入っているケースをはずします。はずすには、10mmのボルトとナットをはずします。
緩めていくと、エンジン内部に残ってるLLCが出てきますのでご注意を・・
ケースをはずすとサーモが出てきます。サーモには、ゴムのリングガスケットがついていますのでそれをはずします。
ここで、すべてのLLCを抜くために、そのリングガスケットだけをいれて、サーモケースおよび、ロアホースを元に戻します。ラジエータードレンボルトも少しだけ締めて、LLCがゆっくり出るくらいにしておきます。
で、ドレンボルトの下に受け皿をおき、ラジエータに水道ホースをつけて、ヒーター全開で、時々軽くふかしながらアイドリングします。LLCの色(純正なら赤)がなくなるまで続けます。必ず水道水は補給し続けてくださいね。・・・途中から、2Lペットボトルに水をいれて、そのままラジエータに逆さにして、つっこんでおきました・・・
色が消えたら、ドレンボルト、ロアホース、サーモケースをはずして水道水を抜きます。
クーラントのサブタンクは、サブタンク左の10mmボルトをはずして、タンクを上に引っ張ると外れます。中を水道水で洗っておいたほうがよいでしょう。結構きたないです。取り付けるときは、タンク下のブッシュがはまっていることを確認してからボルトを締めます。。
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サーモスタット交換
TRDのサーモスタットに、付属のリングガスケットをつけます。純正についてたガスケットを見る限り、再使用できそうでしたが、再使用不可部品にしていされているので、交換しておきます。
サーモスタットにはジグル弁がついています。これを上にしてサーモを組み付け、サーモケースを取り付けます。このとき、ボルトとナットは均一に締めましょう。LLC漏れの原因になります。
ロアホース、ラジエータドレンボルトをきちんと締めましょう。
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スポーツクーラント投入
サーモスタット、サーモケース、ロアホース、ラジエータドレンボルトおよびラジエーターアッパーホースなどがきちんと組み付けてあることを確認します。また、ホース類はよぉく見ておきましょう。亀裂や、ふくらみがある場合は交換しましょう。
クーラントをラジエータに注ぎます。いっぱいの手前でいったんとめて、ロアホース、アッパーホースを圧迫してエアを抜きます。エアが抜けた分水位がさがりますので、継ぎ足します。
ラジエーターキャップを外したまま、ヒーター全開で、時々軽くふかしながらアイドリングします。これを30分から1時間くらいかけて、じっくり行いましょう。最初のうちはぶくぶくと泡を立てながら、エアが噴出してきます。このとき、サーモケースなどを確認して、クーラントがもれていないか、確認します。
エア抜きが終わったら、水位が下がった分、クーラントを足してラジエーターキャップを締め、エンジンが冷えるまで待ちます。
エンジンが冷えたら、キャップをあけてまたクーラントを継ぎ足し、サブタンクに規定量のクーラントを足します。
次の日などにもう一度クーラント量を確認しときます。
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で、効果のほどは
数日後、近くのダムまで、山道約20km、そこからくるっと、計50kmくらいのってみました。エアコンをかけたままですが、大体、78度から85度に抑えられました。純正のままでは、95度をこえていたので、効果はばっちりでしたね。水温90度超えると、エンジンレスポンスがとたんに悪くなっていたので、サーモとスポーツクーラント投入後はエンジンレスポンスもよく、燃費も少しですが、よくなりました。
摺上ダムの駐車場にて・・・駐車場手前までは晴れてたのに、駐車場は雨が降っていた・・・
ちなみに、駐車直後のメータ画像です。