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今回のお題は動力車両
元々、福島交通の3300系は3両編成・・・
福島 3306 - 3305 - 3304 飯坂 (あいまい)
ということで、1両ではさびしいです・・・次は、中間兼動力車、福島交通の3305(旧東急3305)を作ってみることに・・・
で、この車両、例によりGreen Max(GM)旧国クモハ11-400キットを使用です。
用意したもの
を用意して製作にのぞみます。
- ボディ組み立て
一部を除いて、ボディの作成手法は3304と同じです。
詳細は、キット製作小改造その1を参照してくださいね。
今回の3305は、中間車両となるので、前面にGM貫通幌を接着しています。
尚、奥が前回の3304、手前が今回作成の3305となります。
- 動力台車周り
Green
Max の動力台車をごく少量改造します。
このままですと、前後が長すぎてボディに収まらないので、前後を数ミリ切断します。切断箇所は、ちょうど段差になっている根元を切断しています。
で、3304のように、ボディマウントTNカプラー装着といきたかったのですが、動力台車とボディの間が狭すぎ、ボディマウントでは台車が首を振らなくなる(・・・つまり、直線しか走らなくなる)為、カプラー交換タイプのTNカプラーを装着します。
- レタリング
バーニッシャーで、車番を入れます。側板に力がかかるので、
動力台車をはめておきます。(クリアコート、ガラスが残っているので、固定はしません)
番号がそろっているものはないので、一文字づつ転写していきます。
転写する際に、インレタ用紙を必ず固定しましょう。
インレタはボールペンの先などでこすって転写しますが、バーニッシャーという専用工具(先端が球状)を使用したほうが良いと思います。文房具店で見かけるものは、大きめのインレタを転写するのに適していますので、できるだけ、先端の球が小さい物を選んだほうが良いでしょう。
クロスポイント(Green Max)のバーニッシャーは結構使いやすくお勧めです。
尚、一文字転写する毎に、付属の裏紙を当てて、その上からこすって裏打ちをします。
(面倒でもやっておかないと、せっかく転写したインレタがシートにくっついてしまってやり直しになることも・・・)
車番と紋(?)を転写し終えたら終了です。・・・根気と集中力を使います。
- クリアコート
インレタを保護するために、クリアを吹いておきます。
その際、好みですが、屋根をマスキングしています。
クリアは、インレタ、デカールなどにより、使い分けるのがいいと思います。
デカールや、弱めのインレタの場合、GSI クレオス トップコート(水性)がよいと思います。
今回は、銀文字のインレタで強度がありますので、GSI クレオスのスーパークリア(半光沢)を使用しています。
- カプラーの交換
やはり、アーノルドカプラーは・・・ということで、TNカプラーに交換します。
今回は、カプラーのみをTNカプラー密自連に交換します。
まず、動力台車より台車を外します。旧タイプの動力の為か完全にはまっています。その為、台車のギアを固定している金属板2枚のうち、片側をずらして外します。台車後側(カプラーのついてないほう)のつめを内側に押してずらします。
分解した動力台車より、アーノルドカプラーとカプラースプリングを外します。アーノルドカプラーは、カプラーを90度回転させると外れます。
スプリングは飛びやすいので気をつけましょう。
元々、カプラー交換タイプのTNカプラーは、TOMIXのカプラーポケットに収まるもので、そのほかのメーカーの台車にはあまりよくありません。GMの台車の場合は、TNカプラー付属のスペーサーを取り付けておきます。また、台車側のスプリング受けを1ミリ強残して切断します。これは、TNカプラーが伸縮で後退した際に、カプラー側のスプリング受けとの干渉を排除する為です。
カプラースプリングを慎重に取り付け(飛ばさないように)、TNカプラーを取り付けます。アーノルドカプラーを外した逆の手順で取り付けます。TNカプラー、台車側のスプリング受けにスプリングがはまるように取り付けます。
この写真では、TNカプラースペーサーは取り付けていない状態です。
- ガラス入れ
Green
Maxの板状キットの場合、たいていは、塩ビ(アクリル?)の透明板が付属します。これを適当な長さに切断し、ボディの内側より貼り付けます。
この工程は、ボディ作成の最後に行います。このあとにクリアを吹くと、せっかくのガラスが曇ってしまう場合が・・・
3304を作成した際、めんどくさがりで瞬接を使ってしまい、白化現象を引き起こしてしまったので、今回は別の接着剤を使用しています。セメダインスーパーX2です。・・・弾性接着剤と名売っており、アクリルや塩ビ、プラ、金属、シリコンゴムなどいろいろ接着できて、ゴム系接着剤のような使い勝手です。
とりあえず、適当な長さに透明板を切断(ボディ裏に、ちょうどはまるくらいのくぼみになっています)して、爪楊枝で圧着時にできるだけはみ出さないようにスーパーX2を点付けし、手で圧着していきます。
・・・根気と集中力がいりますねぇ・・・
で、完成です。
動力部が窓から見えてしまってさびしいですが・・・
3304との編成写真は、ぶりちゃん鉄道
私鉄電車のほうに・・・
- 番外編・・・旧国クモル26
とりあえず、あまりパーツとボーナスパーツで、ハーフトラック電車であるクモルが作成できますので、ついつい作ってみました。
付属の説明書を参考に、側板を切断、荷台パーツと台車ピン隠しの荷物を接着、Green Maxの鉄道カラー
ぶどう色2号をボディに吹いて、同じくGMのPS13パンタを取り付け、窓ガラスをいれ完成・・・
動力を入れる場所がないので、今はディスプレイですが、TNカプラー交換後、そのうち何かに引っ張らせましょうかねぇ(滝汗
福島交通3300については、残る3306(旧 東急
3301)を作成するのみ・・・このキットの屋根1枚とDT10台車があれば、製作できるのですが、屋根だけのためにもうひとつキット買わなきゃならんかも・・・