キット製作小改造その1

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キット製作小改造その1
キット製作小改造その2

 

 Nゲージって、完成品でかなりリリースされていますが、出てない車両のほうがかなり多いです。
 せっかくだから、キットで作って好みの車両を手に入れましょう!

  • 今回のお題

     やっぱり、地元の車両ということで、福島交通の3304(旧東急3304)を作ってみることにします。

     で、この車両、東急旧3304ということで、Green Max(GM)の東急旧3000系のキットでそのままいけるかな・・・と思っておりました・・・が、よくみると、昇降扉がちがう・・ということで、使えそうなキットをカタログ(Green Max Vol.13)より物色したところ、旧国クモハ11-400がそのまんまということで・・・

     用意したもの

    • Green Max クモハ11-400+クハ16キット(No.306)

    • Green Max 台車DT10

    • Green Max ガーランドベンチレーター

    • Green Max パンタグラフ PT42

    • TOMIX ボディマウントTNカプラー密自連(0371)

     を用意して製作にのぞみます。

     

  • 組み立てその1

    キットはこんな感じです。ほんとにプラモデル!!
    これがキット状態・・・

     とりあえず、作ってみないと始まらないということで・・・素組み、前面改造

     まず、前面の改造から・・・さすがにこのキットのなかに合う前面はないので、伊豆箱根モハ153の前面を使用しました。サッシの表現はあきらめます。とりあえず見えればいいかと・・・(工作力なし
     Hゴムを削って、窓をデザインナイフで少々拡大、角ばらせ、現物あわせのさんをつけました。また、不必要な配管などを削り取ります。もちろん屋根もね・・・

     屋根には、パンタグラフをつける位置に1.2mmのドリルで穴を開けておきます。また、ベンチレーターの位置にも穴を開けておきます。


     

     

    改造後の前面、窓の手抜きがみえみえ
     車体の組み立ては、基本を忠実に、L字に組んで、箱型にして、内側から流し込みプラ接着剤や舜接で補強した後、屋根をくみました。

     ここで、流し込みプラ接着剤などで隙間を埋めて、バランスを見てみます。なんか、違うところがある・・・ということで、前面のバンパー部分をきりとって平面にしました。

     でも、まだ違和感が・・・前後の屋根との境目にアールがあることでした。(実車は平面角ばり)
     ということで、大胆にも、前後の屋根トイを削り取り、やすりで加工ののち、1mmのICテープでといを追加してみました。




     

     

  • 下地づくりと調整最初に屋根をぬってしまったのは間違いです。

     下地作りのために、GSIクレオス ベースホワイト1000で塗装します。こいつは、サーフェイサーの役目もしますので、乾いたあと、隙間や削り残しを確認します。隙間を埋め、削り残しをきれいにして、またベースホワイトを塗ります。手を抜くと、塗装にも影響しますんで、根気よくやります。









     

  • 塗装!!

     さて、塗装にはいります。塗装のセオリーは、明るい色からですが、今回は、マスキングの容易さをとって、赤2号から塗ります。エアブラシ、リニアコンプレッサー、ベースホワイト、レベリングチューナー

     ここで登場するのが、エアブラシです。細かいところまで塗れ、塗幕もきれいです。
     ぶりちゃんの使用しているエアブラシは、田宮の安いやつですが、コンプレッサーは、GSIクレオスのリニアコンプレッサーL5とレギュレーターを使用しています。このリニアコンプレッサーのおかげで、夜中も使用できるのでうれしいです。(作動音が静か!)

     塗装は、GM鉄道カラーを使用します。こいつは、ラッカー系で、OEM元がGSIクレオスということもあり、GSIクレオスのMr.カラー用の薄め液を使用します。もちろん、エアブラシ用のレベリング薄め液で塗料を薄めます。

     

     エアブラシで塗装する場合は、塗料をかなりうすめます。塗料がぽたぽたと玉になって落ちるくらいまで薄めています。赤2号の塗装・・・隠ぺい力なさすぎ!

     GM鉄道カラーNo.1 赤2号を全体に塗装します。この色は隠ぺい力(下地の透け具合)がないので、下地は重要です。
     屋根の部分は間違って最初に塗装してしまっています。そこに、赤2号が塗られています。車体表面と屋根を見比べると、明らかに、屋根は下地が透けて、黒っぽくなってしまっています。
     下地には注意しましょう。





     



    マスキング・・・ドアの部分は念入りに
     つぎに、クリームを塗るために、マスキングをします。実車の写真を参考にしてマスキングしていきます。マスキング次第で塗装がかわってきますので、念入りにマスキングしましょう。










     


    マスキングはがしてみました・・・いい感じ・・・にちかい?
     で、クリーム色の塗装です。GM鉄道カラーNo.4 国鉄クリーム4号を使用して塗装しました。マスキングをはがして、確認します。ドア周りで一部クリームが回ってしまっているところがあるので、そこは赤2号を面相筆でタッチアップします。











     屋根を残してマスキングして、GM鉄道カラーNo.35ダークグレーで塗装します。
     

  • 組み立てその2

    こんなかんじ〜
     床は、説明書どおりに組み立て、GSIクレオスMr.カラーNo.33つや消しブラックで塗装後、床下機器は、GM鉄道カラーNo.9 国鉄ねずみ色1号で塗装しました。
     ちなみに、床下機器は、実車と合っていないです。

     とりあえず、車体と床を接着せずに組んでみます。大体の感じがつかめます。
     とりあえず、屋根のライトなどを塗装します。ライトは、つや消しブラックと、GSIクレオス アMr.メタルカラーNo.211 クロームシルバーを使用しました。
     またガーランドベンチレーターを国鉄ねずみ色1号で塗装した後、下穴を開けたところに接着・・・屋根の裏から下穴に流し込み接着剤を流して補強します。
    パンタグラフも接着です。


     


 

  • 床板の加工TNカプラーのアダプタと加工した床板

     ボディマウントTNカプラーを取り付けるため、床板を加工します。
     床板を端から約1cmのところで切断し、0.5mmプラ版で新しい床板をつくりました。TNカプラーを取り付けるために、トレジャータウンのTNカプラー用アダプタを使用しました。切り欠きサイズは、TNカプラー用アダプターに付属の説明書を参考に、現物あわせです。また、補強のために、0.5mmプラ版を三層構造にしてサンドイッチしました。





     

  • 仕上げ(詳細はそのへ)

     Green Maxの 東急用銀文字インレタを入手し、車番を入れます。前面の車番は割愛しました。

     インレタを貼り終えたら、保護のためにクリアを吹きます。銀文字のインレタで強度がありそうなので、GSI クレオスのスーパークリア(半光沢)を使用しています。

     クリアが乾いたら、キット付属のアクリル板をサイズに合わせて切り、窓ガラスとして裏から接着します。
    ゴム系の接着剤がよいでしょう・・・瞬間を使うと・・・・白化現象で大変なことに・・・で、窓ガラスを交換しました。
     

    で、完成です。
     

 これだけでは走りません・・・次は、動力台車を使用して、福島交通 3305 (旧東急 3305)を作成します。

 

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最終更新日 : 2007/06/01