アナログソースの録音

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アナログソースの録音

 

アナログの資産をデジタル化して保存する・・・お気に入りの曲とか、レコードなどで持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・聴きたいけど、レコードやカセットテープは日々劣化してしまいます。デジタル化して保存してみましょう。

ここでは、普通のデジタル化ではなく、私の現在のメインオーディオカード、

EgoSystems ESI WaveTerminal 192Xの機能を使用して、録音してみます。
EgoSystemsさんのカードの便利な機能、Direct Wireを使用します。

 
  • Direct Wireを使って、アナログ録音

     とりあえずの環境で、VictorのHi-OFCオーディオケーブル+RCA-標準フォンジャックアダプタをつかって、
     SONY TC-K700S(DolbyS対応 3Headカセットデッキ)から、昔のテープを録音・・・

     今回のテープは、やはりAXIAのTypeIIテープ・・・古いテープです・・・でも、しっかりキャリブレーションとRECレベルを合わせて録音したテープです。・・・内容は・・・FM音源の音楽ですが(滝汗

     最近は、SOL2を使用しないで、Windows XP Plus Digital Media Editionのアナログレコーダーを使ってたりします。
     単に、曲単位で分けるのが面倒ということで・・・本気で録音するなら・・・SOL2ですが・・・

     普通に、WaveTerminalで直接アナログレコーダーに録音しても、WaveTerminalの録音能力の高さでソースを忠実に再現していますが、やはり、昔のテープ・・・そして、アンバランス入力なので、Levelも低いです。そこで、Direct Wireと、VSTプラグインを使用してみました。
     

    • Direct Wire

       EgoSystemsさんのオーディオカードに搭載されているE-WDMドライバに付属するパッチタイプのルーティング機能です。
       最近、他社さんも似たような機能を搭載し始めましたが、EgoSystemsさんはかなり前からこの機能をドライバの一部として搭載しています。
       (一部の低価格カードや、外付けタイプの一部には残念ながら搭載されていません)

       今回のバージョン3.0で、インプットを直接ルーティングできるようになり、重宝しています。
       ・・・4.0も開発中だとか・・・

       
      Direct Wire-3.0
      (WaveTerminal192X SP)

       これがDirect Wireです。・・・まあ、ぱっと見、何がなんだかわからない・・・という感じはありますが、これがなかなかの優れものです。

       ウィンドウ上部の左から・・・

      INPUT カードのアナログ/デジタル入力
      MME Windows標準の入出力
      WDM WDMドライバの入出力
      ASIO スタインバーグ社ASIO規格の入出力
      GSIF TASCAM Giga Studioの出力

       となっており、縦に、1から8までのチャンネル(各モノラル)のマトリクスになっています。
       それぞれの入力、出力を線(パッチ)でルーティングすることにより通常は複数のオーディオカードが必要だった処理を1枚で行うことができます。

       あくまで、入出力をルーティングするだけで、同チャンネル、同ドライバの入出力をルーティング(つまりスルー)させることはできません。
       ただし、今、MMEで再生している音をMMEアプリケーションで録音する(MME OUTからMMEIn)はもちろんできます。
       しかも、カード内部ですべてをデジタルで行います。
       

    • VSTプラグイン

       VSTプラグインとは、スタインバーグ社が開発したプラグイン形式のオーディオ用、ソフトウェアモジュール規格で、対応ソフトウェア(VSTホスト)と組み合わせて使用します。

       VSTプラグインは大きく分けて2種類あり、エフェクト関係と、インストゥルメント(VSTi)の2種類に分かれます。
       さまざまなエフェクトが世界中で開発され、フリーのエフェクトもあります。
       インストゥルメントとは、音源で、ピアノ、ストリングス、パーカッション、ブラスなど、さまざまな楽器または、セットで提供されています。

       ・・・昔はハードウェアを購入していましたが、今は、ソフトウェアで音源が手に入ってしまいます。・・・もちろんフリーもあります。

       VSTプラグインは、プロからアマチュア、いろいろな音楽製作環境で使われています。

       で、なぜそれが今回の録音に関係するかというと・・・もうひとつのツール、NSP(Native Sound Prosessor)に秘密があります。
       

    • Native Sound Processor (NSP)

       このソフトウェアは、ASIO入出力間のルーティングを行うものですが、スルーはできません。(スルーできるものもあります。)8チャンネルの入出力を独立でサポートし、1チャンネルの入力を4チャンネルから出力するということも可能です。
       このソフトは、EgoSystemsさんのオーディオカードに標準で付属しています。

       このソフトのもうひとつの特徴は、ルーティングを行う際に、VSTプラグインを使えるということにあります。しかも、各ルーティング毎にひとつのプラグインを使うことができます。

       これらを使うことで、好きなVSTプラグインをソースにかけることができます。再生ソフトがエフェクトに対応していなくても、これでいろいろできます。

       つなぐ前に、WaveTerminalの構造を少々・・・

       WaveTerminalは、アナログ2ch入力/6ch出力、デジタル2ch入力/2ch出力となります。DirectWire上では、アナログ入力は、INPUT1-2、出力は1-6、デジタルは入出力とも7-8となります。

       WaveTerminalは、2chづつの録再ユニットを4つ、または、8ch録再1つを選択して選ぶことができ、2chづつ最大4つを同時録音再生可能です。

       今回は、アナログ入力を、Plus アナログレコーダーで録音します。ちなみに、録音部分は、3-4(MME)になります。


       

    • 録音のための接続

       で、今回はこんな風につないでみました。


    Direct Wireでルーティング

     これだけ見せられてもなにながんだか・・・わかりませんね。

     ということで、

    アナログ1-2IN ASIO1-2IN                
                         
            ASIO1-2OUT ASIO5-6IN        
                         
                    ASIO5-6OUT MME3-4IN(録音)

     とつないであるんです。・・・でも、これじゃ、アナログ1-2の音は、MME3-4に届きません。そこで、NSPの出番になるわけです。最初と最後以外がすべてASIOというのは、NSPを使用するからです。

    アナログ1-2IN ASIO1-2IN                
        NSP1-2In   NSP1-2OUT            
            ASIO1-2OUT ASIO5-6IN        
                NSP5-6In   NSP5-6Out    
                    ASIO5-6OUT MME3-4IN(録音)

     これで、つながったようにみえるのですが、NSPのInとOutの間がつながってません・・・NSPはスルーできないのです。・・・そこで、VSTプラグインです。今回は2つのプラグインをつかいました。

    アナログ1-2IN ASIO1-2IN                
        NSP1-2In Leveler NSP1-2OUT            
            ASIO1-2OUT ASIO5-6IN        
                NSP5-6In Final
    Master
    NSP5-6Out    
                    ASIO5-6OUT MME3-4IN(録音)

     これでやっとつながりました・・・なんでこんな面倒なことをするかといいますとプラグインで、音質を整えるためになります。

     Levelerというプラグインは、フリーソフトで、EgoSystemsさんのドライバCDにも同梱されています。これは、2ch(左右)の音量を独立して変更できるプラグインで、今回は、テープの左右の音量の違いの修正、低い入力Levelの底上げを行うのに使用しています。

     Final MasterはYAMAHA SOL2付属(単品販売あり)のマスタリングエフェクトです。・・・最近の音楽CDは、音圧を高くしていますが、似たような効果をかける・・・つまり最後にかけるエフェクトになります。
     Final Masterを使うことで、音圧を上げ、昔のアナログソースを現在と遜色なく聴くことができるデジタルソースとして録音しています。

     通常、このようなことを同時に行うには、複数のオーディオカードを用意するか、各工程で保存して繰り返すという作業が必要ですが、Direct Wireをつかうことで、リアルタイム録音が可能になります。

     ・・・ただし、上記の方法での録音はあまりお勧めしません。
     なぜなら、アナログソースのヒスノイズなどを取り除いてないからです。

     ・・・今回はPlus アナログレコーダーが持つノイズリダクションを使用したのでこのような方法で録音していました。
     ・・・ノイズリダクションVSTを持っているのであれば、最初に入れることでよくなるでしょう。

     Direct Wireでの各出力は、OUTをクリックすることで、サウンドカードの出力を行わないようにすることも可能です。・・・今回、ASIOの出力をカットしなかったのは、5-6にヘッドホンがつないであり、モニタリングしながら録音するためです。

     このように、DirectWireを使うことで、いろいろ応用することができます。EgoSystemsさんのHPにも接続例がありますので、興味がある方は参照してみてください。

     今回、Final Masterを使用したことで、元々忠実に録音していたソースの音圧を上げかなり良く聴く事ができています。

     ・・・Final Masterのおかげもありますが、元々の録音能力が高くなければ、エフェクトも意味がなさないのでWaveTerminalには感謝です。

     
     Direct Wireは、Wave Terminal 192シリーズ、Juli@、Prodigy192SP/VE/LT、Prodigy7.1、Maya44MkIIにも搭載されています。

 
 
   

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最終更新日 : 2007/06/01