めずらしく、ポータブルプレイヤーを購入してしまいました。
地元に戻ってからは、車での移動がメインで、ポータブルプレイヤーを使うとすれば出張などでの移動でしか使わないのですが・・・
東芝のPMC搭載のポータブルメディアプレイヤー
gigabeat S30です。
1.8インチ 30GBのHDDを搭載し、PMC (Portable Media Center) をOSとした、音楽、動画再生だけのWindows
Mobileマシンです。
Windows Media
Technorogy対応でWMA再生が可能、2.4インチQVGA 低温ポリシリコン液晶搭載でWMV形式の動画再生もできます。
お約束のMP3再生、PCM WAVE再生、JPG表示もできるようです。
で、ポータブルプレイヤーは、Rio800以来、普通使わないのになぜ購入したかといいますと・・・
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WMA Losslessが再生できる
たいていのポータブルプレイヤーはWMA192Kくらいまでの対応で、Losslessはともかく、Proさえも対応していません。
gigabeat Sシリーズは、PMCを搭載したことで、WMA/WMA Professional/WMA Voice/WMA
Losslessにフル対応しています。
WMA Lossless 9.xをメインに使用しているぶりちゃんにとっては、とてもありがたいのです。
・・・だって、192Kとかですと、すっぱり切られた高音域のおかげでシャリシャリして耳が痛いのです(滝汗
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リムーバブルHDDとしても使用できる
これもぶりちゃんには重要でした。いままで、データの持ち運びにDVD+RWメディアを使用していて、消去、書き込み、コピーの繰り返しが面倒で・・・(爆
USB2.0で接続、通常のUSBデバイスとは少々勝手が違うのですが、デバイスの取り外しを必要としないのが逆によかったり(汗
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車の中でも使えるじゃん?
Lossless再生の次に重要なのが、ぢつはこれです。
ぶりちゃんの車、ダイハツ ストーリアには、カロッツェリアのDEH-P717 1DIN CDプレイヤーを後付けしています。
これは、WMA8系対応で192Kまで再生できるプレイヤーなのですが・・・
使っているデコードチップの仕様か、Windows Media Player 10でエンコードしたWMA(WMA9.1)を認識しないのです。
もちろんLosslessなんてもってのほか・・・
で、AUX入力すれば、使えるじゃんということで・・・
車での使用については、後々書く予定の別ページで・・・(滝汗
・・・まだいろいろ試行錯誤中なのでまだ書けませんが・・・
FMトランスミッターは市販のものが使えると思います。
ぶりちゃんは、カロッツェリアDEH-P717に、オプションのIPバスインターコネクタ
CD-RB10(CD-BR10はナビ用なので不可)を使用してRCAピンジャックにし、Audiotrak オンラインショップさんのMY-MINI-TS2をRCAピンプラグに変更して接続しています。
肝心の電源ですが、Audio-Technica CBA-10MV(シガーライターアダプター(1.5〜4.5V)の4.5V設定で供給しています。
ちょっと電圧が足りないですが、4.5V1Aの電源供給で動いているようです。バッテリーも充電しているようですし、Lossless再生も問題ないようです。
・・・なぜ本決まりじゃないかといいますと・・・シガーライターアダプタを4.5Vオンリーものにしたいことと、ホルダーが決定してない、リモコン買ってないので不便・・・(滝汗
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新方式の波形再現技術?
H2Cという、新方式の波形再現技術がgigabeat Sシリーズの売りのようで・・・
こういう技術、ぶりちゃんは結構すきなのです(爆
まあ、好きなのは、どうやって再現するのかというところで、再現された音を好むわけではないのですが・・・
他のレビューでは、わかりにくいというお話ですが・・・
WMA、MP3、AACなど、圧縮フォーマットは、非可逆圧縮方式といって、展開すると、元の波形には戻らない方式を使用しています。
(WMA Lossless、FLAC?、Apple Lossless?を除く)
もともと、WAVEファイルは1曲50MB程度とサイズが大きく、ポータブルメディアには不向きなフォーマットでした。
(音楽CDは80分・・・サイズにすると700MBです)
そこで、非可逆圧縮、特に16KHz以上の波形をすっぱりカットして容量を数MB程度にしています。
(方式により、波形カットなど、方法はことなります)
人間の耳は最大20KHzで、16KHz以上は聞きとりにくいのですが・・・そこらへんの周波数には倍音成分が結構含まれています。
人によりそれぞれですが、その倍音成分が失われてしまうことにより、シンバルの音がつまったような音に聞こえてしまい、耳障りな音に変化してしまいいます。
SシリーズはHDDが30Gと60Gの2種、30Gモデルのみ3色(ピアノブラック/ピアノホワイト/クリムゾンレッド)、60Gモデルはピアノブラックのみのボディカラーで、60Gモデルのほうが3mm程度厚くなっています。
基本仕様は同じですが、60Gモデルのみ、FMチューナーとビデオ出力が追加されています。
今回はSOURCENEXTさんの会員/期間限定キャンペーンで、純正本革ケース(非売品)が付属で29,800円で購入しています。
まず、手にとってびっくりするのが、サイズと重量です。
タバコとの比較画像を見てもらえるとわかるかと思いますが、30GBのHDDを搭載していてこのサイズ・・・
世の中の進歩ははやいですねぇ・・・
0.8インチや1.8インチの技術を持つ東芝さんだからできるのか・・・
そして、軽いです・・・約127gという数値ではぴんとこないのですが、持ってみるとやっぱり軽いですね。使用している、Microsoft
Wireless Lazer Mouse 6000より軽く感じます。
付属品
箱の中には・・・
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gigabeat S30 ピアノブラック本体
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USB接続ケーブル(USB Aプラグ − USB ミニBプラグ)
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USB変換ケーブル(USB ミニBプラグ − USB Aジャック)
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ACアダプタ及び電源ケーブル
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純正インナーイヤホン
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CD-ROM(PDF説明書/Windows Media Player 10)
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サポートマニュアル、はじめに、保証書
これだけです。・・・最近は説明書は冊子ではついてないのがふつうですが・・・つけてほしいですね。
最近のポータブルプレイヤーってリモコンは別売りなんですかねぇ・・・
対応OSとインストール(?)
そして、CD-ROMですが、ドライバはありません・・・Windows Media
Player
10以降がインストールされていれば、USBケーブルで接続し、gigabeatの電源を入れるだけでWindowsが認識します。・・・ドライバいらずは便利ですね(・・・WMP10がドライバ内蔵してるだけですがね)
ぶりちゃんの場合、はじめからWMP11で動かしていたので、ドライバ要らずだったのですが、WMP10の場合は付属のCDを使ってみたほうがいいのかも(不安
・・・WMP10必須ということで、OSはWindows
XP(Home/Professional/Tablet PC Edition/Media Center Edition);に限定されてしまいます。
・・・最近はWindows XP搭載マシンがほとんどなので大丈夫かと・・・64bitは未確認、あ、Windows Server
2003で確認してないな・・・そのうちやってみます。
尚、ぶりちゃんはWMP11ベータ日本語版を使用しています。
メディアの転送
WMAやWMV、MP3の転送は、WMP上のデバイス(WMP11は同期)で行います。gigabeat
S30が認識している状態ですと、同期リストに、転送したいファイルをドラッグアンドドロップして、同期開始ボタンを押すだけで転送されます。ぶりちゃんのメインマシンで1200曲のWMA
Lossless 20GBにかかった時間は約40分・・・スピードは十分かと思います。
ちなみに、gigabeat上でも、WMPと同様の音楽管理方法で、WMPで音楽管理をしている方はすんなりと使えると思います。
もちろん、gigabeatからPCに戻すことも可能です。
WMP10は慣れていないと少々とっつきにくいのかもしれませんが・・・WMP11の正式版が楽しみです。
動画についても上記と同様です。ただし、動画再生能力により、ビットレートが大きいものは変換してから転送しますので、時間がかかります。
他の圧縮形式をgigabeatで直接再生はできませんが、WMP上で認識するファイル(DirectShowFilterがインストールされている)であれば、転送時にWMPがWMA/WMVに変換してから転送します。・・・以外と便利ですよ。
データファイルの転送
通常のデータファイルですが、こちらはマイコンピュータから行います。
gigabeatが認識されていると、gigabeatのアイコンが表示されますので、ダブルクリックして開いていきます。
通常のHDDのようにフォルダやファイルが見えますので、フォルダを作成したり、ドラッグアンドドロップなどでデータをコピーすることが出来ます。
・・・WMAなどは、こちらのやり方でも、gigabeatで再生できるようです。
動画ファイルやをコピーしようとすると、警告メッセージが表示されます。データを持ち運ぶ場合であれば無視してかまいません。この方法でコピーした動画はgigabeat上では再生できません。
尚、通常のHDDとは違い、MTPデバイスですので、プログラムの実行とかはできません。
で、肝心のgigabeatの使い勝手と音です。
細かい操作については、いろんなレビューとかでてますのでそちらを参考に・・・
バッテリースイッチを入れて、初めて電源を投入すると、gigabeatのロゴとWindows Mobileのロゴが・・・まるでWindowsのブートね(笑
で、Windows Media Center Editionをお使いの方には見慣れたUIが表示されます。
Windowsボタンでいつでも呼び出せます。
音楽を再生するにはマイミュージック、ビデオを再生するにはビデオを選びます。
十字のボタン(プラスボタン)はやっぱりわかりやすくていいですね。決定は十字の真ん中のボタン、戻る場合は左上の戻るボタンで・・・
音楽にかんして、アーティスト別、アルバム別などで表示、再生を変更できる点など、WMPのメディアライブラリと同じですね。
もちろん、すべて再生も可能で、アーティストの曲すべて再生とかもできて便利です。
再生画面は結構シンプルですね。上にアーティスト、アルバム名が表示され、中左にはWMPで登録されたアルバム画像、中右には大きく曲番号(汗
下に曲名とプログレスバー、経過時間(または残り時間)が表示されます。
このモードでは基本的に再生コントロールはサイドのボタンで行います。
再生画面で残念なのは、アルバム、アーティスト名がスクロールしないことですねぇ・・・
曲名はスクロールするのに・・・
(選択時のリスト画面ではスクロールしますよ)
プラスボタンの左右で表示が切り替えることが出来、アルバム画像拡大、曲リスト、再生設定など切り替わります。曲リストのときには曲の選択、再生をプラスボタンで行うことができるのでちょくちょく切り替えてます。
アルバムジャケット表示、いいですね〜なんかうれしくて、手持ちのCDジャケットをスキャンしています(滝汗
で、音質ですが・・・Lossless再生、ヘッドホンは似合わない
Audio-TechnicaさんのATH-W1000で・・・(お
エージングもあまりすすんでません。
ポータブルプレイヤーとは思えない音だしますね。進歩の早さを感じさせられました。
全体的に艶があり、解像度もあると思います。
中音域がちょっと弱め、高音域もちょっと弱めに感じます。エージング不足で高音域はまだ硬いです。
低音はぶりちゃん好みかな・・・しっかりとでていて、音圧も感じられますが、ドガドガしない音ですね。
改造Dr.DACと比べては・・・いけません(汗
バーブラウンのOPA2134PAに近い音ですね。
ぶりちゃんはバーブラウンのOPAMPの音が好きなのでうれしいですね。
・・・う〜んヘッドホン周りの回路みたいな〜(略
とりあえずはこんなところで・・・車でエージングしてます。あとはおいおい・・・
gigabeat S30、WMA
Lossless対応がとてもうれしいのですが・・・容量的にS60(60GBモデル)のほうがよかったかな・・・1200曲いれて、残り7GB・・・といっても十分か・・・・・・・・・
やっぱりマイナーというか、某の一人勝ち状態なので、オプションがないといっていいくらいです。
というか、メーカーオプションで使えるのがワイヤードリモコンのみっていったい・・・東芝さん頑張って〜
車載もいろいろ考える必要がありました・・・(汗
あとバッテリー時間・・・Losslessだと、公称12時間の3分の2しか持たないこと・・・WMV再生は2.5時間しか持たないこと・・・
これは、サイズからいうと長くするのは難しいでしょうね。
その点、6月下旬のgigabeat V30は再生時間がびっくりするくらい伸びてますが、ワンセグ対応も含め、サイズが大きくなってしまいますし・・・
といっても、車の中でも、シガーライターから電源とってるので、バッテリーつかってないです(爆
まずは、純正クレードルを出してほしいなぁ・・・あと車載オプションも(爆
再生時のスクロールなどを含めて細かい不満点はいろいろあるのですが、Lossless、WMV再生など、ぶりちゃんにとってはアドバンテージのほうが大きいです。
音質もよく、HDDを音楽、動画再生のほかにデータ持ち運びにも使えますし、某よりはぶりちゃん的にお勧めです。
・・・あれ?売りのH2Cは?・・・結構書きたいこと多いので別ページで近々書きますね。