R.Spec iHA-1B

ホーム
上へ

 

Java Script/CSSを使用していない場合は
下のリンクよりどうぞ

コメント
ファーストインプレッション
インプレッション
画像

 

 

カードレビューでは、ブランド、コントローラーチップ別などで紹介しています。
このページでは、PCオーディオをコンセプトとしたizoさんの ヘッドフォンアンプ、R.Spec iHA-1Bを紹介します。

このページはCSS、Java Scriptを使用しています。ページが正しく表示されない場合は、左下のリンクよりどうぞ

 

 

DAC with Headphone Amplifier
izo R.Spec iHA-1B

 

 

 

 

コメントファーストインプレインプレ画像

R.Spec iHA-1B コメント (2006/09/11)

izo R.Spec iHA-1B

 Dr.DACを部品交換や改造を行い満足しているぶりちゃんが、なぜまたヘッドホンアンプをと思われてしまいますね。

 まず、TIのDACを使用していること、そして標準でOPA627を使用していて、10万以下の価格で販売されているというところに興味がありました。
 ALPSの27型ミニデテントボリュームは、TA2020SP改造アンプでも使用していまして、これもポイントが高いなと思っていました。

 OPA627の使用を前提として作られたヘッドホンアンプの音を聴いてみたいということ。
 そして、なによりも、この価格帯のヘッドホンアンプを使ってみたいという欲望が出てきたからです。

 izoさんのiHA-1シリーズは発表当初から気になっていましたので、今回なんとか購入に踏み切りました。

 現在、R.Specは3種類存在しています。

  • iHA-1(A)     基本モデル
  • iHA-1B        躍動感を高めたモデル
  • iHA-1C        スピード感、ダイレクト感に重きを置いたモデル

 ベーシックということで、基本モデルかとも思いましたが、OPA627やMUSE KZの量感、躍動感を好んでいるので、Bモデルとしました。

 尚、購入先はizoさんの直販です。

第一印象、外観

 梱包箱がブラックにシルバー文字、開けてみると端々にわくわくしてしまうような英文が載っています。
 箱に入っているものは、iHA-1B本体、ACアダプター、説明書といたってシンプルです。
 シルバー塗装された梨地、抑え目のデザインですが、前から見ると左右がラウンド形状になっていて、ちょっとおしゃれに感じます。
 Dr.DACと比べてしまうと大きいと感じますが、横幅はDr.DACと同じくらい、奥行きは1.5倍、高さも1.5倍といったところでしょうか。
 足については1cm弱の高さがあり、ボディ上にスタック用のくぼみがあり、スタック可能になっています。。

 OPAMP増幅のヘッドホンアンプ部には、バーブラウン(TI)のOPA627が使われています。(iHA-1A/B、CはOPA604)
 OPA627を標準搭載したオーディオ機器が10万を切るというのはとても魅力です。

 DAC部は、24bit/192KHz対応、TIのPCM1796を使用しています。DACチップ自体も高級品ですが、I/V変換に使用するOPAMPによって、音質がさらに変わってきます。I/V変換部と思われるところのOPAMPは、表面実装のOPAMPが使われているように思います。
 ヒートシンクをはがすのは、パターンはがしが怖いので、OPAMPの型番は確認できていません。

 尚、ESI Dr.DACなどに使用されているAKM4395はI/V変換部をチップに内蔵しているようで、別途OPAMPは必要ないチップとなっています。

 フロントには、ALPS27型ボリュームのノブが右手に、中心ちょい右にゲインスイッチとデジタル/アナログスイッチがあります。
 ゲインスイッチについては、ヘッドホンアンプのゲインを直接いじるのか、デジタル/アナログ共に音量が変わります。
 中心左には、NEUTRIK製ステレオ標準フォーン端子がひとつ、その左に電源LED、ソフトタッチ電源スイッチと並びます。
 電源スイッチは、OFFの状態ですとサスペンド状態になります。

 リアには、上段にデジタル光/同軸入力端子、アナログ入力のRCAピン端子、下段に24VACアダプター端子と、iPSU専用端子、電源切替スイッチ、アナログスルーアウト出力のRCAピン端子が並びます。
 RCA端子に関しては、少々奥まった位置にあって、NEUTRIKのPro-Fiのような、リングが奥まるタイプのピンプラグですと、しっかりと差し込まれていないような不安感がありますが、端子のぐらつきもなく、しっかりしています。

 ヘッドホンを耳にかけたまま、無音状態でボリュームを最小に絞って電源投入、切断を行ってみたところ、ポップ音はありますが、とても小さいです。ボリュームを少々上げても、音の大きさは変わらず。
 ボリュームも最小から最大に何度もまわしてみましたが、程よい抵抗感で回り、いっぱいにまわしても、ノイズは聴こえません。

 電源はリニアタイプの24V 550mA出力のACアダプターです。スイッチングと違い、発熱はありますが、ノイズは少ないはずです。
 また、内部電源回路はDC-DCコンバータや3端子レギュレータを使用せず、OPAMPを使った回路だそうで、とても興味があります。

 OPA627を4個搭載、WIMAコンデンサ、DALE抵抗の使用、OPAMPや、表面実装OSコンを使った電源回路など、かなり贅沢なつくりだなと思います。
 なんかとてもわくわくしてきて、改造Dr.DACと同じ試聴環境にして試してみることにしました。

 数週間前の購入当時のインプレはファーストインプレに。
 現在のインプレはインプレのほうに記載しています。

試聴環境

ソース  ESI WaveTerminal192X SPの同軸デジタル出力
48Samples ASIO出力
WMA Lossless
デジタルケーブル AUDIOTRAKオンラインショップ KIMBER-V21
(旧Audiotrak オンラインショップ AWS-V21)
NEUTRIK Pro-Fi仕様
アナログケーブル AUDIOTRAKオンラインショップ MY-TRS-RCA2
(旧Audiotrak オンラインショップ MY-TRS-RCA2)
NEUTRIK NP3C-B/Pro-Fi仕様
ヘッドホン Audio-Technica ATH-W1000

iHA-1B 次は・・・

 エージングも大体おわったようで、そろそろかなとおもい、内部を見てみましたが、いいパーツをいっぱい使っているなぁと思います。
 パーツの交換は必要ないような気がします。
 あえて、交換するのであれば、ヘッドホン部周りの電解コンデンサをMUSE KZにするくらいかと。
 高音域を出す為に、主要パーツにSPI-015Sを塗ってみたいですね。
 また、ヘッドホン部のOPAMPは交換式になっているので、Brichan's Squareお約束のOPAMP交換も行う予定です。
 元々OPA627APが搭載されているということで、比較対象のOPAMPは限られてくると思いますが・・・

 まずはOPAMPの構成を調べること、ぶりちゃん所持のOPAMPはほとんどがDUALタイプまたは、DUALタイプに変換済の為、シングルOPAMPを調達してからになります。