このページは、CSS/JavaScriptを使用できない方に用意しているページです。
検索エンジンなどからいらっしゃった方は、ぜひ、こちらのDr.DAC 改造版メインページでご覧くださいね。

Dr.DAC の放熱 1 (2005/10/27 放熱その2追加)

  ぶりちゃんのDr.DACは、大型コンデンサがびっちり並んでいる為、電源部のコイルから熱が伝播して、バッテリースペースのコンデンサ8本が熱を持ち、結構あったかくなります。・・・Hiモードで使用というのもあると思いますが・・・
 また、通常のDr.DACも、バッテリーと充電回路で、バッテリーが熱を持ち、あったかくなります。
 ・・・すると、音が重く、もさっとした感じが出たりします。・・・627BPはそこそこあったまったほうがいいかとは思いますが・・・

 そこで、なんか放熱できないかということでいろいろいじってみます。

 ・・・まあ、こんなことで保証がどうとかこうとかではないと思いますが・・・一応お約束です。

  ※改造を行った場合、EgoSystemsさんの動作 及び、製品保証対象外となります。
 サポート、修理をしてもらえなくなりますので、以下記載の内容を行う場合は、
 自己責任でお願いしますね。

 

その1 天板(電池蓋)を交換してみる。

材料はなににするか・・・

 Dr.DACのケースはアルミですが、バックパネルと、天板(電池蓋)はスチールです。・・・最近銅製クーラーがはやってるしという安易な考えで、天板を銅にしてみます。
 ・・・銅が熱伝導がいいといっても、蓄熱能力もあります・・・

加工

 Dr.DACの天板ですが、サイズが、横80mm、縦108mm、厚さ1mm程度です。・・・とりあえず、DIY店や、ホームセンターで売っている銅版で・・・
 180mm×200mm×0.8mmの銅版を800円程度で購入、ついでに鉄板切断能力0.6mm、398円万能バサミを購入。
 (ほんとは切っても板が歪まないはさみがいいのですが・・・3000円くらいしたので却下)

 なぜ0.8mmか・・・それは、1mm置いてなかったから・・・(アバウトすぎ

 今回、ネジでとめる部分は面倒なので、折り曲げず、手持ちの頭が広めのネジで抑えることに・・・なので、銅版に、横80mm、縦107mm(折曲げを除いたサイズ)で位置決めしました。
 ちなみに、銅版なのでデザインナイフでも十分にけがけます。(これまたアバウト
 万能バサミで少々(1mm以下ですが・・・)大きめに切り、4つ角を斜めに切り落とし、切断面を鑢がけ・・・鑢がけがアバウトなのは・・・風邪をひいてるからとしておこう(汗

 ついでに、ブレーキパーツクリーナーで洗浄・・・細かい銅粉を洗い流します。
 で、Dr.DACのスリットに入れてみます。元の鉄板より薄いのですんなり入りました。
 とりあえず、ネジで固定・・・でもずれるなぁ・・・次があれば、まじめに折り曲げます。

効果のほどは(これだけではもちろん不十分)

 とりあえず、2時間ほど・・・銅版は、周りのアルミよりあったかいです。でも熱いわけではありません。
 周りのアルミもあったかいですが・・・
 鉄板の時の音が重くなるのはまだ大丈夫そう・・・
 とりあえず、W1000のエージングも兼ねて明日まで通電する予定なので、どうなることやら・・・

 現状では、鉄の天板よりましというところ・・・

 あと気になるのは・・・ノイズですな・・・無音声(クロックのみ同調)で、銅版ありだと、ボリューム最大時のノイズにちょい重めのノイズが混ざっている模様・・・
 銅だとノイズがDr.DAC内部で乱反射するかな?ここらへんも考えないといけませんね。

 銅版の表面が少々歪んでいることと、線傷が入っているのは・・・きにしない(逃

その2 銅天板(電池蓋)にヒートシンクを装着してみる。

ヒートシンクの選定

 その1で作った銅天板にヒートシンクを載せる・・・ということで、ヒートシンクをWeb上でいろいろさがしてみました。
 そこで目についたのは、サーマルコンポーネント7EX-50X80です。
 50mm×80mm 厚さ7mmと薄いヒートシンクですが、1mm角のピンが2mmおきに並んでいて、表面積は結構ありそうです。しかも、Dr.DACの銅天板は横80mm弱で少々切れば合いそう、そして2枚組み販売なので、2枚並べて使えます。

 ということで、高速電脳さんに注文、価格は2枚組2,580円とお高いですが・・・精度は高いようなので満足です。
 昨日届き、早速作業・・・開始です。

ヒートシンクの加工

 とりあえず、Dr.DACにあわせてみると、ピン一本分ほどはみ出します。一番はじのピンの根元から切ると不恰好なので、隣のピンの根元よりレザーソーで切断・・・
 これが結構時間かかりました・・・
 しかも、熱伝導両面テープ貼り付け済・・・切断に支障がでるので、半分剥がして、後で手持ちのテープを貼りました。

 銅版と、加工したヒートシンクをブレーキパーツクリーナーで洗浄した後、熱伝導両面テープとセラミックグリスを付けてから、銅版に押し付け、あわせてみると・・・
 ちょっと不恰好ですが、背が低い為か結構いけます。
 ヒートシンクの切断面は、プライマーを塗った後、Mr.カラー セミグロスブラックで塗装・・・切断面が目立たなくなります。

 銅版のみ、鉄板だと、30分程度の稼動で天板があったかく、周りのアルミシャーシもあったまっていたのですが・・・
 ヒートシンク取り付けにより、銅版のバッファからヒートシンクに熱が伝導され、放熱しているようです。
 触ってみると、ぬるいというより、ちょいひんやりです。

 銅板とケースの間にシルバーグリスを入れています・・・天板はもう取り外す気がないですし(滝汗

 これはなかなかいいかも・・・

その3 さらにヒートシンクをはってみる(滝汗

 天板部分と、コイルの交換で放熱効果が上がったのですが、バッファOPAMPの交換をしたところ、発熱源が増えてしまいました(滝汗
 そこで、Dr.DACのサイド上部にもヒートシンクを貼り、放熱効果を上げようと思います。

 また、サーマルコンポーネント7EX-50X80を購入しました・・・購入先は高速電脳さんです。
 以前購入したものよりピンの太さが大きいので、また現物合わせで切り出します。今回は3分割・・・左右それぞれ、9ピン目の根元で切り離します。
 ・・・無理やり折ろうとすると、ヒートシンクが指に刺さったりしますので、無理しないで切り出しましょう。(痛かったにょ)

 今回は、PCDIYパーツで手広く販売している、AINEXさん扱いの熱伝導接着剤、TA-01を使用して接着しました。(ここのシルバーグリスはPCでつかってたり

 で、3分割して余ったパーツはサイド下に貼りつけておきました 
 見た目がかなりごつくなってしまいましたが、Hiモードでも十分使えそうです・・・でも夏はやっぱり怖いです。