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Dr.DAC の制振対策 1 (2005/11/06 その2追加)

 OPAMPや、コンデンサetc.は、振動すると音が悪くなるとかいう話があります。
 ぶりちゃん自身、信用していなかった話ではあるのですが・・・とりあえず、試してみると・・・かわったようなので、信じてしまいますねぇ・・・ということで、まずはOPAMPの振動対策です。

   ・・・まあ、こんなことで保証がどうとかこうとかではないと思いますが・・・一応お約束です。

  ※改造を行った場合、EgoSystemsさんの動作 及び、製品保証対象外となります。
 サポート、修理をしてもらえなくなりますので、以下記載の内容を行う場合は、
 自己責任でお願いしますね。

 

その1 OPA627BPにセメダイン スーパーXを塗ってみる

セメダイン スーパーX

  元々、画期的な一液性の弾性接着剤としてデビューしたものです。
 硬化時間は、24〜48時間と長めですが、溶剤の揮発による肉痩せがなく、硬化後は、弾性があり、振動にも強く、いろいろなものを接着できます。
 ぶりちゃんは、鉄道模型の工作などに以前から使用していました。また、キーボードの足と、PC用のコルク足を接着して、キーボードの高さを稼いだりしたことも・・・けっこう強力で、Natural Keyboard Proの先の細い足の周りに塗り、コルク足を固定できてしまいます。

 で、よく見ると、これ変性シリコン樹脂なんですね・・・シリコンといえば、振動を抑える効果があり、PCのファンなどに防振として付けていたりします。
 制振粉末とスーパーXを混ぜて制振パテを作るという話を聞き、スーパーXなら家にあるぞということではじめてみました。

塗ってみる

 さて、OPA627BPにということで・・・今回は薄く塗るつもりでした。 また、スーパーX2のクリアを使用、これは、初期硬化時間がスーパーXの半分で、使い勝手が良い為です。
 ・・・あとからいろいろ試せるように、絶縁もかねてます。プラ塗料用の調合スティックの広いほうを使って、627BPの頭から、広げるように塗っていきます。このとき、足の部分が埋まるように多めに・・・

 で、塗り終わったら、しばらく待ってチェック・・・塗り残しがないかどうかを確認します。足の部分を重点的にチェックして、足りないところはさらに塗りこみます。

 確認を終えたら、一日そのままほったらかします。・・・硬化するまでが待ち遠しい・・・その間、OPA627AUでDr.DACを使用・・・やっぱりOPA627良いな〜(汗

 一日置いたところ、完全というわけではないですが、ほとんど硬化したようなので、Dr.DACに挿してみます。

さて、なにかかわったか

 制振の効果はあるようです。・・・高音域が出るようになる・・・だけではなく、ギターや、ストリングスの弦だけが前に出ていた今までの状態とは違い、ストリングセクション、ブラスなど、全体的に出るようになったようですね。どうやら、全域でよくなっているようです。
 また、全域のバランスはフラットに近くなり、ATH-W1000の低音は弱いはずなのに、しっかり低音が出ている・・・
 音の量感はさらに推し進めた感じで、スイッチングACアダプター12V1.2A(通常版に記載)との組み合わせで、
さらに息遣いや、音の変化が聴き取れるようになりました。・・・さらに聴こえていなかった音があったとは・・・びっくりです。

 なかなか良い感じになりました。・・・まさに、OPA627をグレードアップしたような感じですね。

 ちなみに、約一週間は経ちましたが、表面はぷにぷにまではいかないですが、結構やわらかいです。・・・制振効果はあるでしょうね・・・
 また、熱伝導性もあるはずなので、放熱も大丈夫でしょう・・・

 ACアダプターのエージングもあるようで・・・下から上まで、抜けるような音になっています・・・これはいいわ・・・
 この音・・・ATH-A900では、特に高音域での限界で、満足に鳴らせなかったかもしれません。
 (A900だと、コンデンサ交換時点で、中、高音域が無理しているような・・・篭った音になっていました。)

 

その2 いろいろなOPAMPにスーパーXを塗ってみる

 本日、スーパーX2クリアをAD797ANにも塗りました。
 やり方は、その1、OPA627BPのやりかたと同様です。
 ・・・確認してみましたが・・・高音域は、やっぱりAD797ANのほうが出ますね。ただ、さらっと流すのは変わりません・・・が、癖がとれ、ほんとにさらっと流すようになったかと思います。・・・臨場感ですが、ノーマルのAD8065ARくらいは出るようになった感じがします。


 ・・・そして、AD8065ARとOPA627AUにも・・・

 こっちは裏をどう塗るか悩んだ末、適当にぬりました(こら
 どうしても、下駄の足にスーパーXがついてしまっているので、これは、硬化後にブレーキパーツクリーナーを使用してふき取ろうかと思っています。

 SOPタイプの場合、どうしても細かい作業になってしまいますので、細心の注意をはらって塗る必要があるかと思います。
 

デュアルタイプOPAMPにスーパーXを・・・

 OPA2604APとか、DualタイプのOPAMPにも塗ってみたいなぁ・・・むずかしいけど・・・こうなったら、ソケットに半田付けして・・・おぃおぃ

 といいつつやってしまっています(こら

 OPA2604APは、結構使っていたので、足が酸化しているとおもわれ・・・1000番の紙やすりで、磨いてみました。
 ・・・できるだけきれいに磨いてあげましょう・・・
 まず、丸ピンソケットに、OPA2604APを半田付けします。
 この丸ピンソケット、四角の穴が開いてますので、裏から、スーパーX2のチューブを当てて充填してみました。
 少しは効くかな?

 あとは、OPA627BPのやり方同様、上からへらで塗っていきます。

 ちなみに、磨きが不完全だったので・・・足に付着していた黒い酸化膜が浮いちゃっています。

次は

 次は、スーパーXコーティング済OPA627BPに、制振粉末M2052入りパテを塗ってみるか・・・それとも、SPI-15Sという制振、電磁波吸収塗料を塗るか・・・果たして両方か・・・というところです。