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Dr.DAC レビュー OPAMPを交換してみる。その2 (2005/09/11 交換4追記)
OPAMP交換その2、OPA2604APがお気に入りなので、そちらをメインに交換して聴いてみました。
※OPAMPの交換をしても、EgoSystemsさんの
製品保証はOKのようですが・・・基板などを傷つけたりしてしまったら、製品保証対象外となります。
また、OPAMPの交換を行った場合、EgoSystemsさんで動作保証はしてくれません・・・
当たり前のことですが、以下記載の内容を行う場合は、自己責任でお願いしますね。
交換3 Dr.DAC プリメインBB OPA2604AP、ヘッドホンドライバをNE5532APに交換してみる
同じ5532のJRC5532DDでの結果は交換1を見ていただけるとお分かりになるかと思いますが、ぶりちゃんにとって芳しくありませんでした。
あまり期待はしていなかったのですが、JRC5532のときになんかあったのかと思うほど違います。
OPA2134ほどではないにしろ、高音、低音域は出ています。中音域ちょい強調という感じでした。
高音も、低音も癖のない音、ただ、全体的に軽めのディレイがかかった音でした。倍音成分がちょい強調されるのか、明るめの音です。
・・・これもエージングを進めればかわるのかしらん・・・それとも、これが艶といわれているものだろうか・・・(最近耳に自信ないかも・・・)
Waveterminal192Xと比べると、解像度は高く、中音域の出方は似てるのですが、低音域が少々足りない気がします。
See-Saw 「君は僕に似ている」 (WMA 9.1 Lossless)
標準状態とくらべて、OPA2604で中音域の改善+NE5532APでヴォーカルがよく聴こえます。
標準状態でも弦系はきれいに聴こえていましたが、さらにきれいに、強調されて聴こえてます。
・・・弦の奏では、かなり気に入ってます。
ベルリンフィル(ベートーベン) 交響曲 第9
第4楽章 (WMA 9.1 Lossless 24bit/96KHz)
こちらはソロトランペット、合唱ソロ部分できれいに聴こえます。標準状態よりも聴きやすいです。
YsVI -The Ark of
Napishtim- (Falcom Sound Team jdk)
「MIGTY OBSTACLE」 (WMA 9.1 Lossless)
交換1で聴くに耐えなかったディストーション+オーバードライブギターですが、歪みはないです。しかし、ディレイのせいか甘く聴こえてしまいます。
交換4 Dr.DAC プリメインをBB OPA2604AP、ヘッドホンドライバもBB OPA2604APに交換してみる(デジタル編)
おや?っと思われるかもしれませんが、Dr.DAC上でのOPA2604APのみでの音を聴いてみたかったのです。交換1のときから、興味深々だったので・・・
OPA2604APのみでは、標準状態にくらべて、全域の解像度がさらに上がり、低、中、高音域のバランスがよく、音が柔らかいです。
女性ヴォーカルはキレイに聴こえます。
See-Saw 「君は僕に似ている」 (WMA 9.1 Lossless)
標準状態及び、OPA2604+他のOPAMPの組み合わせにくらべ、ヴォーカルがダントツにキレイに聴こえます。
NE5532のようなディレイがない為か、弦系の音の強調はありませんが、全体的にバランスがよく、お気に入りです。
・・・エージングが進んできたら、少々弦系の 強調 艶がでてきていい感じです。
ベルリンフィル(ベートーベン) 交響曲 第9
第4楽章 (WMA 9.1 Lossless 24bit/96KHz)
音が柔らかいので、ペットのソロなどの立ち上がりの強い音は、OPA2604+他のOPAMPと比べて元気がないように感じますが、全体的に聴きやすいです。
YsVI -The Ark of
Napishtim- (Falcom Sound Team jdk)
「MIGTY OBSTACLE」 (WMA 9.1 Lossless)
ディストーション+オーバードライブギターの歪みもなく、やはり標準状態からふた周りくらいちがいますが、
音が柔らかく聴こえるため、ドラムに違和感を感じる方もいるかもしれません。
ハードロック系が苦手になってしまったぶりちゃんにはすごくいいのですが。
音が柔らかく聴こえますが、音域のバランス、解像度の高さ、響きのバランスなどがよいので、聴き疲れせず、ゆったりと聴いていられます。
OPA2604APは現在のところ、プリメインに居座り続ける予定です。お勧めです。
・・・でも、OPA627BPにより、転落しました(おい
OPA2604APダブルで3日後。もうひとつの2604APもエージングが進んできているようで、最初のころの音のこわばり(?)がとれてきました。
やはり、音は柔らかい。ただし、芯はしっかりとしています。
高音域の音は、2604+2134のシャリがあまりなく、キレイに出ています。 ・・・このシャリ音は、解像度が高いためだと思い始めています。
低音ですが、やはり、2604+2134のときのような少々硬め、重い低音ではない、柔らかめだけども、しっかりとした低音ですね。気に入っています。
で、中音域もバランスいいです。2604+2134ではまだ足りないかなと思っていた中音域はバランス的にちょうどいいです。
・・・Waveterminal192Xは中音、高音域をちょい強調していたせいか、ぶりちゃん的にはまだ足りないのかもしれませんが、解像度の高さとクリアさが補ってあまりあります。
OPA2604APは、電子音(シンセ系)、ストリングス/ギターなどの生音他、どれもきれいに、強弱もとてもよく奏でますね。OPA627BPはちょっと手が出ないという方にはお勧めかと思います。(それでも、1個800円くらいしますが・・・)
ただし、音が柔らかい = 甘いと感じる方には合わないかも・・・
でも、いろいろなジャンルに対応できる優良なOPAMPかと思います。
9/11追記
エージングも完了かなということで、また戻してみました。
OPA627BPにくらべ、音の厚み、ふくらみはあまりありませんが、透明感など、モニタ的な音を求める場合はこちらがお勧めかもしれません。
OPA627BPが高すぎ、入手困難な場合には、こちらでもかなりいいと思いますよ。また、もう少々臨場感を求めるのであれば、OPA627BP2個だけでもプリメインに挿すといいかもしれません。
交換4-2 Dr.DAC プリメインをBB OPA2604AP、ヘッドホンドライバもBB OPA2604APに交換してみる(アナログ編)
WaveterminalのAK4355+JRC4580+NSのオペアンプを通ってアナログ出力された音を、Dr.DACのLine Inで入力、OPA2604+OPA2604で入力してみました。
中音部は、Waveterminalのアナログ出力が中高音より+ごく少量のディレィのため、少々強調されて聴こえます。また、弦系が左右どちらかいっぱいに振られていたりすると、強調されて聴こえます。
高音部ですが、これは、AK4355の解像度、WaveterminalのOPAMPのせいもあるのかもしれませんが、シンバルなどの音が甘いと感じますね。
低音部は、低いベースの音、ドラムの音などは、Waveterminalの解像度、アナログ出力の味とOPA2604の音の柔らかさで、少々埋もれ気味です。
デジタルに比べて、ピアノ系の微妙なピッチベンド(・・・)の表現が甘く感じます。
Dr.DACのSourceスイッチを切り替えながら聞いてみて、AK4395は、WaveterminalのAK4355とくらべ、全体的に解像度が高いと思います。シンバル系のアタックの強い音なんかは聴いてて違うものに聴こえます。・・・AK4395なかなかいいです。
Waveterminalを悪く書いちゃっているように思われるかもしれませんが、Waveterminalも結構いいんです。(192Xです。M.Lではないです・・・XとM&Lは仕様も結構違いますし、ADC、DACもぜんぜん違います。(X:AKM
M&L:SIGMATEL・・・Prodigy192と同じ)
だからといって、Line
Inの入力が悪いのではなく、Waveterminalも出力はかなりよいほうなのですが・・・これは両方聞き比べをしないとうまく伝わらないかもしれません。
上で書いていたことは、WaveterminalのHeadphone
Outで聴いても同じにほとんど聴こえます。・・・違いは、OPA2604APでバランスがよくなり、全域のバランスが前よりよくなっていること、音が柔らかい、そして、発音に余裕があることでしょうか・・・WaveterminalのHeadphone
Outは60mA、がんばってるな〜という感じで、中高音域の再生に余裕がなかったように感じています。
ケーブルもがんばっていると思います。量販店などで吊しで売られているOFC/Hi-OFCケーブルだと、Waveterminalの解像度、音楽のニュアンスさえ、正確に伝送できません でしたから・・・
う〜ん、ぜひ、同じDACを使ったカードなどからLine Inに入れて聴いてみたいです・・・好きではないSound Blasterでも、Professionalは違うんだろうなぁ・・・と思っています。・・・もともとE-MUはむかしから好きですしね。
次は・・・オーディオ用OPAMPではトップクラスを誇る、OPA627BPを入れてみようかと・・・