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Dr.DAC レビュー OPAMP標準 インプレッション (2005/09/11 インプレその3を追加)
EgoSystemsさんのESIブランド初のDAC搭載ヘッドホンアンプ Dr.DACです。
ESIブランドでリリースされるもので、高機能、高音質のヘッドホンアンプだと思います。
ここでは、標準状態のインプレッションを記載します。
標準状態に戻して、エージングを進めたりして、追記していきます。
Line
Outからも聴いてみたいのですが・・・ぶりちゃん環境のアンプはヘボいので・・・まだ先かなぁ・・・
Audiotrak オンラインショップさんからケーブルを買ってつないでみますか・・・ミキサーだけど・・・(滝汗
Dr.DAC ファーストインプレッション デジタル接続-ヘッドホン編 (OPAMP OPA2134PA/JRC5532DD(標準装備))
まず、聴いてみて一言
・・・Waveterminal192Xのアナログ出力で満足していた私はなんだったんだろ・・・
全域の解像度が高く、クリアな音
Waveterminalに満足していたとはいえ、中音域、高音域で、隠れる音がわずかながらあり、音が少々こもる、割れるように聞こえる音もあったのですが・・・Dr.DACでは、
全域での解像度はかなり上がっています。低音域、高音域ではこもる、割れる音がなくなったみたいです!!
高音域、シンバルなどの打楽器は、ドライな、それでもしっかりした発音、低音域のドラム系もドライで、しっかり芯のとおった、もうスパーン!!っていう感じで奏でます。
ウエットな音もきれいに奏でますよ〜
ドンシャリ系の音を奏でるサウンドカードがありますが(あえてどこのカードとはいいませんが)、キンキンした高音、ドガドガと必要以上にウエット、重い低音、そして、スカスカな中音という
音は、聴いてて耳も心も疲れます。
音の定位、立体感がよい
Waveterminalでも音の定位、立体感はよかったのですが、Dr.DACはさらによくなっています。ホール録音のClassicを聞くと、セクション、ソロの定位、立体感がはっきりでて、「あ、ストリングスで楽譜のページめくったな」とか・・・わかっっちゃったりもします。
ほどよい音圧、音量
Dr.DACでは、音量をあげても、あまり耳が痛くなることはありません。
ドンシャリなサウンドカードは、音量を上げていくと、キンキンした高音、ドガドガした低音で耳がいたくなり、はっきりいって聞いていられなくなります。
よいほうのAUDIOTRAK Prodigy192でも、-6dBを超える音量だと、音圧が大きくなり、圧迫感が強いです。
Waveterminalは0dBでも音圧も高くなりすぎず、音質もよいほうなのですが、もともとレコーディング重視のカードで、モニター向けの為か、疲れます。
Dr.DACは、音量をあげても、音が柔らかいというのもあり、音圧もほどよく、耳が痛くなることがほとんどないです。
・・・でも、あげすぎには注意しましょう。
中音域がちょっと・・・
Dr.DACの高音、低音域の解像度のクリアさに、中音域が負けています。
Dr.DACの音を聞いて、最初におもったのが、この中音域の負けてしまっていることです。
中音域メインの曲を聴いてみると、あれ?っと思ってしまうかもしれません。
ここはWaveterminalに劣るところですね、でも、この状態でも解像度の高さではDr.DACのほうが明らかに軍配が上がります。
Processスイッチをオンにすると改善されるのですが、結局、高音域、低音域をフィルターに通して調整するみたいで、あまり好きではありません。
ぶりちゃんのように、中、高音域メインのひとにはここはマイナスポイントですが、だからといって、この製品はダメという気にはまったくなりません。・・・OPAMPの交換で、改善できるからです。
また、エージングを進めることで、中音域が出るようになります。
プリメインのOPAMPをOPA2604APに交換で改善されました。
詳細は、OPAMP交換にて。
音の良し悪しがわかってしまう。
Dr.DACは音の良し悪し、マスタリングの良し悪しがわかってしまいます。
Prodigy192や、Waveterminalだと、圧縮オーディオの圧縮率が高いほど、聴いてて悲しくなるのですが、Dr.DACの場合は結構聴けます。
誤解なきよう記載しますが、圧縮率が高いオーディオは高い帯域が削られてしまっているのでもちろんその音は聞こえません。コンシューマ向けカードのようなエフェクトでごまかすようなことは一切しません。でも、残っている音をきれいに聴かせるので、そこそこ聴けるのです。
モニター向けのオーディオカードでは、原音のままに再生する為、上がばっさり切られたシンバルはかなりきつく聞こえます。だからといって、Dr.DACが原音を無視してるわけではないのですが・・・かなり忠実だと思います。・・・ここはOPAMPの領分ですね。
Prodigy192ではあまり気づかなかった、Waveterminalでは少々考えるものがあったのが、音自体の良し悪しです。好みの良し悪しではなく、音質です。
Dr.DACでは、DTM音源のおと、プロ向けのハード音源/VSTなどのインストゥルメント、生音やマスタリングの出来などの違いがはっきりわかります。・・・某所で有名なゲーム音楽クリエイター集団のCDを聴いていると、DTM音とお粗末なマスタリングが目立ってハッキリ言って萎えます。
番外 サンプリングレートチェッカー
Dr.DACには、現在のサンプリングレートをLEDで表示する為、機器のデジタル出力のサンプリングレートを知ることが出来ます。・・・オンボードサウンドのデジタル出力が48KHz固定だ〜とかばればれです。
・・・これだけにつかうのはかなりもったいないですが・・・
Dr.DACはコストパフォーマンスが高い、いいところが多く、悪いところは、改善することができるいい製品だと思います。
Dr.DAC ファーストインプレッション デジタル接続-ヘッドホン編 (OPAMP
OPA2134PA/JRC5532DD(標準装備))
曲別
See-Saw 「君は僕に似ている」 (WMA 9.1 Lossless)
See-Sawの曲は、梶浦さんの曲と石川さんの詩、透き通ったヴォーカルが心地よいです。
Waveterminalでもかなりよく聴けていたのですが、アコースティックギターの解像度がさらに高くなり、弦をつまむ音がかなり心地よいです。また、ストリングスから始まって、ピアノ、アコースティックギターと重なっていうところは流れるように重なり、奏でられます。
OPA2134の中音域が負けるせいか、ヴォーカルがほんの少し不透明なところと、パーカッションの連打が少々曇って聞こえるのが残念です。
ベルリンフィル(ベートーベン) 交響曲 第9
第4楽章 (WMA 9.1 Lossless 24bit/96KHz)
AK4395の24bit/96KHzのDACの解像度の高さで、合唱中にトランペットがスパーンときれいに入ってきたり、各パートソロの歌声(?)もハッキリきれいに聴けます。ハッキリと存在感を持って入ってくるのですが、曲全体としての違和感はまったくありません。
ホール録音とはいえ、96KHzまではいらないかなともおもっていましたが、やはり24bit/96KHzでの再生かなり原音に近くなるのだと思います。
ベルリンフィルの生なんて聴いたことないので憶測です(滝汗
YsVI -The Ark of
Napishtim- (Falcom Sound Team jdk)
「MIGTY OBSTACLE」 (WMA 9.1 Lossless)
この曲はイース6の中ボスの曲です。・・・この曲のギターが歪んで聞こえる、マスタリングがよくないなどという話があり、ぶりちゃんもProdigy192で少々歪んで聞こえていました。
Waveterminalでは、ほんの少々歪んで聞こえる箇所があり、マスタリングのせいではないなということは思ってましたが・・・
Dr.DACでは、歪みがまったくなく、ディストーション+オーバードライブギターがかなりいい感じで流れます。
Dr.DACの解像度の高さで、本来の音が再生されるいい例かと思います。
※一応お断りしておきますが、上記に記載した曲は、ぶりちゃんが購入したCDなどから個人でWMAに変換したものです。
Dr.DAC ファーストインプレッション アナログ接続-ヘッドホン編 (OPAMP OPA2134PA/JRC5532DD(標準装備))
デジタルとの比較で記載しますが、ぶりちゃんの環境の場合、WaveterminalのDAC、OPAMPを通したアナログ出力を入れています。
デジタル接続とアナログ接続の違いは・・・解像度の違いくらいでした。・・・WaveterminalのAK4355はDr.DACのAK4395よりも解像度が少々低い・・・それがそのまま反映された感じです。
くわしくかきますと、Waveterminalのアナログ出力は、解像度少々が低いのと、中音域が少々前にでています。ぶりちゃんとしては、結構きにいっていますが・・・
それが、そのままLine Inに入って、Dr.DACのOPAMPを通った音でした。
アナログ Line Inもお勧めです。・・・そして、その解像度を保ったまま伝送するMOGAMIのSNAKE-CABLE
2930もかなりお勧めです!!
Dr.DAC 標準状態インプレッションその2 デジタル接続-ヘッドホン編 (OPAMP OPA2134PA/JRC5532DD(標準装備))
Dr.DAC導入から6日、久しぶりに標準状態にもどしてみました。今回、OPA2134PAはエージングも進みよくなってきたのでインプレを・・・
尚、ファーストインプレッションからの続きということで、そちらを読んでからのほうが、いっそう楽しめ(?)ます。
弱点の中音域が・・・少々よくなりました
エージングが進んだのか、バランスがよくなっていました。・・・足りないということはあまり変わらないのですが・・・
シャリつきが抑えられ、かなりよくなってきた
OPA2134PAの高音がシャリつくように聴こえていましたが、シャリが取れてきて、よくなってきています。
高音域の奏では結構いいかもしれません。
音の艶、響きが結構よい
弦、パーカッションの響きはかなりよいです。解像度が高いことも相まって、かなりよく響いてきます。
アコースティックギター、ストリングスのソロなど、結構聴けます。
低音は重いかな・・・
低音は力強く、重く感じられます。腹に響く低音でしょうか・・・
ここら辺はぶりちゃんには合いませんが、ロック系をよく聴く方にはいいのではないでしょうか。
足りない中音を除けば、バランスはかなりよい
OPA2134PAは高音、低音が強いのですが、JRC5532DDがそれを補っているようです。
5532オペアンプ派の方の意見もわかるような気がします。
Dr.DAC 標準状態インプレッションその3 デジタル接続-ヘッドホン編 (OPAMP OPA2134PA/JRC5532DD(標準装備))
Dr.DAC導入から21日、来週に職場で試聴会、3度目を行う為(?)、久しぶりに標準状態に・・・エージングはもう十分かと思い、聴いてみると
弱点の中音域が・・・ばっちりじゃないの・・・
中音域は、高、低音域と遜色なく出るようになっていました。
換装状態と比べるのはちょっとかわいそうですが・・・
シャリつきが抑えられ、かなりよくなってきた
まだ、シャリはありますが、あまり気にならなくなりました。
音の艶、響きが結構よい
弦、パーカッションの響きはかなりよいです。解像度が高いことも相まって、かなりよく響いてきます。
アコースティックギター、ストリングスのソロなど、結構聴けます。
まあ、OPA627BPの厚みにくらべると、落ちます・・・(あたりまえか)
やっぱり、低音は重いかな・・・
低音は力強く、重く感じられます。腹に響く低音でしょうか・・・
ここら辺はぶりちゃんには合いませんが、ロック系をよく聴く方にはいいのではないでしょうか。
まあ、627BPでも重く聴こえる場合がありますが、音の厚みやスピード感でそうなっているのか、あまり気にならないという話も・・・
バランスはかなりよい
初めて聴いたときから比べるとかなりよいと思います。
ベースの音など、OPAMP換装状態から比べると、まだまだかなというところもありますが、
SB自体はお話にならないとして、MAYA44MK-II、Prodigy192、Waveterminal192Xさえも霞みますね。
Dr.DAC、エージングを進めていくと、かなりよくなります。標準状態でもかなりお勧めです。
Dr.DACかなりお勧めです!