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Dr.DAC レビュー OPAMPを交換してみる。変換アダプター編 (2006/01/03 インターミッションPlus追加)

 SingleタイプOPAMPは、そのままではDr.DACやDr.HEAD HiFiには挿せませんので、変換アダプターが必要になります。

※OPAMPの交換をしても、EgoSystemsさんの製品保証はOKのようですが・・・基板などを傷つけたりしてしまったら、製品保証対象外となります。
当たり前のことですが、以下記載の内容を行う場合は、自己責任でお願いしますね。

交換インターミッション Single To Dual OPAMP Adapter

  OPA627BP/AD797ANは、シングルタイプのOPAMPですので、デュアルタイプOPAMPソケットにそのまま差すわけにはいきません。
 しかも、2つ必要となり、コストはよろしくありません。・・・ですが、コストに見合った以上のパフォーマンスが期待できると決め付け、変換アダプタ(下駄)を導入しました。

 今回は、オークションで購入した変換アダプターキットを使用しています。
 少々高かったかなと思いましたが、早く聴きたかったので・・・

 まずは、ピンを半田付けし、不要な頭を切りとります。DIP8ソケットを載せた状態でDr.DACに載せてみたところ、ソケットをつけるとケースに入らないということが判明、 (いあ、試さなくても、足が長いのでわかりますが、一応) とりあえず、OPA627BPを変換基板に直接半田付けすることにしました。

 スルーホール基板のため、スルーホールに半田が流れるように半田を少々大目にし、半田付けを行いました。・・・627BPの内側のピンは苦労しましたが・・・
 半田付けの経験が浅いと思われる方は、経験をつんでからチャレンジしたほうがよろしいかと思います。(ぶりちゃんも、久しぶりのプリント基板半田付けのせいか、かなり緊張しました。)

 また、半田ごてはこて先が細めのほうが、DIPの内側はやりやすいです。

 半田付けの後、半田がホールに流れているか、半田付け不良がないかをチェックして、Dr.DACに装着します。
 ケースを入れる際に確認、このアダプターのピンの長さですと、ヘッドホンドライバのほうに装着すると、ケースと一部干渉しそうな気配です。・・・次は、足の短いものを使用することにします。
 Brown Dog Single-to-Dual OP-AMP Adapter (DIP Version)は結構いいかもしれませんね・・・Dr.HEADに載せている方もいらっしゃるようです。
 
 

交換インターミッション2 Brown Dog Single-to-Dual OP-AMP Adapter (DIP Version)

 Brown Dog Single-to-Dual OP-AMP Adapter (DIP Version)届きました。

 今回、後々の実験などのために、5個と多めに注文しています。ひとつ3ドル、送料がGPMで6ドルなので、少々まとめ買いするとお徳かも・・・
 ・・・日本で取り扱ってくれるところがあるとすごくうれしいのですが・・・

 まず、第一印象は、背が低い!です。

 ソケット仕様の下駄と、Brown Dogの下駄にソケットを乗せ、1個づつOPA627BPを載せてみました。
 左がBrown Dog、右がオークションのものです。
 Brown Dogのほうが、OPAMP1個分弱、低いです。

 これなら・・・もしかしてと思い、ソケットに載せたままの状態でDr.DACのヘッドホンドライバソケットに挿してみました。
 ・・・高さは上約1mmのクリアランスがありますが・・・OPAMPソケットが、Dr.DACのケース上部レールにぶつかり、入りません。
 ・・・ここを何とかすれば、うまくいくかもしれませんね。

  Dr.DACのOPAMPソケットを丸ピンソケットに交換したところ、ヘッドホンドライバのほうは、ソケットをつけた状態で、OPAMPの足と上部レールがぶつかりますので、絶縁などを考える必要があります。

 もちろん、プリメインのほうは、ソケット付でも大丈夫です。

 結局、下駄に半田付けしました。
 

 

交換インターミッション3 Brown Dog SO8-to DIP Single-to-Dual OP-AMP Adapter

 Brown Dogの Brown Dog  SO8-to-DIP Single-to-Dual Op-Amp Adapter届きました。

 アダプターと一緒に、AD8065ARもありますが・・・かなり小さく感じます。
 半田付けを行うのに、こて先が細い半田ごてを用意したほうがいいです。
 ぶりちゃんは、GootのCXR-30(22Wセラミックヒーター半田ごて)を使用しています。
 ・・・これ結構使いやすいので、そのうち、30W版も買っておこうかな・・・場所によって、2000円切ってますし・・・

 また、フラックスも用意しましょう・・・ぶりちゃんは、基板にフラックスを塗り、まず、基板のピンのひとつに軽く半田を乗せ、
 つる首ピンセットで、OPAMPを位置決め、固定しながら、半田ごてをあて、まずは固定しました。

 その後、残りのピンを半田付けしていったのですが・・・半田を上から・・・こてを横(外側)からとした為・・・半田が山に・・・(滝汗
 別のやり方をしたほうがいいです・・・半田とこてを逆にすれば・・・よかったかも・・・
 あと、OPAMPのピンにもフラックスを塗ったほうがいいかと思います。

 省スペースでいいかもしれません・・・また、Dr HEAD/Dr HEAD HiFi/Dr AMP HiFi/Dr.DAC2のFDO部分のOPAMP交換にもいいかと思います。

 DIP-DIPと違ってわかりづらいので補足・・・Dr.DACなどのソケットに取り付ける際には、本体ソケットの丸切欠きに、SO8-DIPアダプタのDIPに挿すピン、1ピンをあわせます。1ピンのみ、基板との接合ランドが四角になってますので、そちら側を本体ソケットの切欠きに合わせます。

 

交換インターミッション Plus  Brown Dog DIP-to-DIP用アブソーバー

 Brown DogのアダプターとDr.DAC本体のソケットの間には、わずかながらも隙間があります。また、アダプターの保持が8本のピンのみの為、丸ピンソケットといえどやっぱり不安定です。
 IT Mediaの本田さんの記事にもありますとおり、標準の板バネソケットではなおさらです。
 ぶりちゃんも、接点保持の為に、SETTEN No.1(ナノカーボンPCの前身、オーディオ専門店などでたぶん入手可)を使用していますが、アナログ回路では振動は大敵ということを、いままでの改造て改めて思い知らされましたので、Dr.DAC本体とアダプターの間を埋めようと思いました。

 もちろん、繋いでしまってはせっかくの交換の意味がありませんので、取り外し可能なように・・・

 使用する素材は、セメダイン スーパーX クリアです。・・・シリコン系の弾性接着剤で、固まるとシリコンゴムのように振動をも吸収します。また、接着剤が乾くまでに肉痩せがおきない為、パテの用途にも使用可能な接着剤です。

 つくり方は・・・まあちょっと考えればわかるかと思いますので省略します(滝汗
 作るのに時間がかかってしまうので今回はまだヘッドホンOPAMPのみです。
 (残りもつくってるのですが・・・硬化時間が・・・)

 で、取り付けてみると・・・

 元々、私のOPA627BPは、セメダインスーパーX(M2052制振粉末も含む)で制振、SPI-015Sで電磁波吸収/反射によるノイズ対策などを行っていますので、素の627よりも解像度が高く、バランスもよくなっていますが、アブソーバーを取り付けることで、高音域の金属的な鳴りやかすれが少々取れ、全域にわたって、さらに音がよく出るようになりました。

 (制振、電磁波対策は改造版のページで・・・また、ぶりちゃんのDr.DACはすでにバッファOPAMPのJRC4580EをBB OPA134PAに交換していますので、音楽の鳴り方が異なります)

 やっぱり制振はしたほうがいいかなぁと思いますね。

 今回のアブソーバーはあくまでプロトタイプです。・・・型どりなどから、まじめに2液性シリコンで作る予定です。(まじ