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Dr.DAC2レビュー 標準状態インプレッション (2007/08/31 インプレ他追加)
ここでは、標準状態のインプレッションを記載します。
現在のところ、デジタル接続によるインプレ、エージングが終わっていないファーストインプレッションとなっております。
Dr.DAC2 標準状態インプレッション (デジタル接続-ヘッドフォン)
大体2週間近く過ぎ、その間、小音量でランダム952曲を垂れ流し・・・300時間くらいはエージングできたかな?
ということで、この項では、ESI Juli@ Naturalからのデジタル同軸接続、ATH-W1000によるヘッドフォンでのインプレです。
環境
ぶりちゃんめいんましん
Core2 Quad Q6600
MEM2GB
変態マザー
ESI Juli@ Natural x2v-0.978
Windows Vista Ultimate
Sound Player Lilit0.992b
ASIO出力 64bit float
AUDIOTRAKオンラインストア KIMBER-V21
デジタル同軸ケーブル Neutrik Pro-Fi仕様
AUDIOTRAK Dr.DAC2 標準OPAMP状態
FDO NE5532N X 3 Headphone OPA2604AP
audio-technica ATH-W1000
アサダ桜ハウジング密閉型ヘッドフォン 40ohm
ファーストインプレのほうで、項目は記載してますので、こちらは音質などをメインに。
音域は全体的にフラット、味付けのない音といいましょうか。
解像度は高めで、細かい音もよく聴き分けられます。
低音域
重すぎず、軽すぎずの音、しっかり鳴らしてると思います。
そこそこパワーもあります。
低音苦手といわれる、ATH-W1000でここまで出しているのは十分及第点ではないでしょうか。
重低音と思われる領域までは出ていない感がありますが、重い低音が好きでない場合、結構いい感じです。
中音域
色の少ない、少々明るめの音、ここら辺はOPA2604APのOPAらしさですかね。
音の定位もよいほうで、今まで聞こえなかった音が、場所を含めてはっきりと聴こえてきます。
女性ヴォーカル、男性ヴォーカル、管弦楽器などの音もそつなくこなす感じがあります。
透明感がもう少しあってもよい感がありますが、十分及第点ですね。
ブラスやサックスなども、もう少々量感とか揺らぎとかがあってもいいかなぁとも思いますが、そこらへんはOPAMP交換で解決というか、OPA627の領分なので、まあ仕方ないです。
高音域
結構上のほうまで出ていると思います。
シンバルは少々かすれ感がありますが、解像度も高めでアタックのかかり方や余韻もしっかりと奏でます。
発熱
少々熱はもちますが、ばかに熱いほどでもないです。
コンパクトな筺体なので放熱に関しては大変なのですが、OPAMPのチョイスによりこれは変わってきますねぇ。
どんなジャンルでもそつなくこなす感があるかとおもいます。
上を見ればきりがないですが、4万円台のDAC+HPAとしてはかなり良いのではないでしょうか。
といっても、8万円クラスのものに十分に匹敵するものだと思います。
標準状態だと、OPAMPでバランスを取っている感があります。
FDOのNE5532で低音域を確保、比較的足りなくなっている高音域をOPA2604APで補完しているかとおもいますです。
ここら辺の組み合わせでいろいろ音質を変更できますね。
OPAMP交換は別のページで。
Dr.DAC2 標準状態インプレッション (USB接続-ヘッドフォン)
Dr.DAC2付属のUSBケーブルで接続、Sound Player Lilith 0.992b
DirectSound出力で聴いてみます。
まずびっくりするのは、USBオーディオインターフェースでここまで音がよいのかとおもう点です。
いままで、何製品かためしてはみましたが、どれもUSBの貴重な帯域をつかう割には音もそこそこで、正直Dr.DAC2にも期待はしてなかったんです。
さすが、DAC+FDOを通して音が出てきますし、USBの電源を分離するのも効果があるのかもしれませんね。
Juli@ NaturalやProdigy HD2のデジタル出力を使用するのであれば、そちらのほうがよいと思いますが、
オンボードサウンドを使用しているのであれば、迷わず、Dr.DAC2のUSBオーディオインターフェースをお勧めします。
24bit/96KHzまで対応、USB1.1接続となります。
(ふつうはUSBポートに接続すればOKですが、USB2.0専用ポートがある場合は、接続しても認識されないのでご注意を)
また、USBオーディオインターフェースは、Dr.DAC2の電源とは接続されておらず、USBの電源を使用しますので、本体のUSBポートに接続するか、セルフパワーハブ(ACアダプターなどで電源を供給するハブ)に接続する必要があります。
キーボードに付属のハブなど、バスパワーハブでは動作しませんのでご注意を。
Dr.DAC(初代)との比較
これはもう、別ものといっていいですね。
解像度、音域共に初代Dr.DACよりも段違いによくなっています。
初代は中音域が少々弱めでしたが、その弱点も克服していますね。
約1万高くなっていますが、音質を考えると、そんなに高くないように思います。
Dr.DAC改との比較
Dr.DAC改に匹敵しますねぇ。
Dr.DAC改はOPA637+BUF634を載せていまして、その部分に関しては標準状態ではたちうちできないのですが、解像度や音域はよいです。
Dr.DAC改のように、困難な改造を施さなくてもこの音が手に入れられるのはとてもうれしいですねぇ。
Dr.DAC2 ファーストインプレッション
この項は購入して4日程度の、エージングが進んでいない状態でのものです。
あまりエージングに関係ない記載にとどめているつもりですが、エージングが進んでから改めて記載します。
まず、聴いてみて一言
・・・確実に進化している・・・
全域の解像度が高く、クリアな音、Dr.DACよりも良くなった
前作、Dr.DACよりも高解像度ですね・・・音の粒度、立体感、定位も含め、確実によくなっています。
というか、雲泥の差ですね。
ここら辺はDr.DAC改に匹敵しますです。
Dr.DAC改でさんざん苦労したバッファOPAMP交換などせずに、これだけの音を手に入れられるのはうれしいですね。
全体的にフラットな音域
標準状態では独特な色はなく、低、中、高音域にわたってフラットな特性かとおもいます。
ここから自分好みの音質にしていきたいなら、OPAMPを交換となるでしょう。
今まで聞いたことのない音がある
これは前作、Dr.DACにも言えることですが、オンボードサウンドやCDラジカセ、安価なサウンドカードなどいままでの環境では聞こえていなかった音が聴こえてきたりします。
あれ?こんな音なっていたっけ・・・というのは新鮮です。
音の良し悪しがかなりわかってしまう。
Dr.DAC2は音の良し悪し、マスタリングの良し悪しがわかってしまいます。
Prodigy192や、Waveterminalだと、圧縮オーディオの圧縮率が高いほど、聴いてて悲しくなるのですが、Dr.DAC2の場合はかなり聴けます。
誤解なきよう記載しますが、圧縮率が高いオーディオは高い帯域が削られてしまっているのでもちろんその音は聞こえません。
コンシューマ向けカードのようなエフェクトでごまかすようなことは一切しません。
でも、残っている音を高解像度できれいに聴かせるので、そこそこ聴けるのです。
モニター向けのオーディオカードでは、原音のままに再生する為、上がばっさり切られたシンバルはかなりきつく聞こえます。
だからといって、Dr.DACが原音を無視してるわけではないのですが・・・かなり忠実だと思います。
・・・ここはOPAMPの領分ですね。
Prodigy192ではあまり気づかなかった、Waveterminalでは少々考えるものがあったのが、音自体の良し悪しです。
好みの良し悪しではなく、ソースやマスタリングによる影響です。
Dr.DAC2では、DTM音源のおと、プロ向けのハード音源/VSTなどのインストゥルメント、生音やマスタリングの出来などの違いがはっきりわかります。
・・・某所で有名なゲーム音楽クリエイター集団のCDを聴いていると、DTM音とお粗末なマスタリングが目立ってハッキリ言って萎えたりしますです。
この項目はほぼDr.DACと同じですが、もちろんDr.DAC2ではさらに良くなっていますね。
ばかにできないUSBオーディオI/F
ぶりちゃんは正直、USBオーディオI/Fには期待していませんでしたが、さすがにDAC+FDOを通して音声を出力するので音質はかなりいいです。
juli@
naturalなどの高音質カードのデジタル出力には負けますが、オンボードサウンドのデジタル、アナログ出力をつかうのであれば、ぜひこちらのUSBオーディオI/Fを使ったほうがよいかとおもいます。
番外 サンプリングレートチェッカー
Dr.DAC2には、Dr.DAC同様、現在のサンプリングレートをLEDで表示する為、機器のデジタル出力のサンプリングレートを知ることが出来ます。・・・オンボードサウンドのデジタル出力が48KHz固定だ〜とかばればれです。
・・・これだけにつかうのはやっぱりもったいないのですが・・・
Dr.DAC2は前作、Dr.DACから確実に進化を遂げ、高解像度、高音質だと思います。