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Prodigy 7.1 XT ファーストインプレッション (2006/08/21)
このインプレは、あくまでカード導入初日のインプレです。
エージングがまったくといっていいほど進んでない状態なのはご了承を。
Fr出力(OPA2134PA) -> FOSTEXMN06 -> TA2020SP -> BOSE MicroCube
第一印象・・・びっくり。
明らかに、Prodigy192シリーズより上位なのではないかと思う。
OPA2134PAのポイントがとても高いのだが、使っているコンデンサは通常品とはいえ、ノイズ低下にかなり寄与していると思われる。
使用しているマザーのオンボードは通常でひどいノイズを発していたが、Prodigy7.1XTは通常ではノイズは感じられない。
ただし、MAXレベルだと、ノイズが載っていることがわかる。
(接続のミキサーのヘッドホン出力で確認)
なお、通常のアンプ/スピーカーだとあまり気にならない。
これは、PCIのノイズというよりも、PC内部の輻射ノイズと思われる。
・・・WaveTerminalなど、高級カードではこのようなノイズに対しても対策をしているが、さすがにこの価格では難しいと思われる。
どうしてもノイズが気になる場合は、NO-PCIなどで輻射ノイズをとってあげるとよいかと思う。
肝心の音質について。
WaveTerminalやProdigy192と同様の音域フラットな音質
OPA2134PAをプリとして使っている為、さらに音質がよくなっている
2134譲りの高解像度、バーブラウンの音の艶、音のかなで方の上品感が出てると思う
OPAMPのエージングがまったく進んでいない為、高音域はやはり硬いが、トータル的にProdigy192VE/SPを超え、WaveTerminalに肉薄していると思う
OPA2134PAのおかげで、WaveTerminalと比べて、正直言えば、7.1XTに軍配が上がる
OPAMPの交換で化けると思われる
※こちらについては、ミキサーに接続するケーブルについて、WaveTerminalと同様のMOGAMI2930を用意できていないので、その分をケーブルの経験から加算しているつもりだが、加算しなくてもびっくりするくらいよいと思う。
ケーブルについては車で使用している2930を使用する予定。
ヘッドホン出力(JRC5532) -> ATH-W1000
コントロールパネルで、CH7,8を切り替えてヘッドホン出力にするが、その際、CH7,8のボリューム調整およびミュート切替がそのままヘッドホン出力に適応される為、とても使いやすく思う。
(WaveTerminalのコントロールパネルは一世代前なので、ヘッドホン出力のコントロールはCH1,2と兼用であった為)
ヘッドホンアンプにJRC5532を使用しているためか、高音域がさびしく、音の広がりや解像度、定位も改造Dr.DACに比べると少ないが、Dr.DAC標準のヘッドホン出力に近いのではないかと思う。
もちろん、WaveterminalやProdigy192シリーズのヘッドホン出力よりもパワーがあり、よくなっていると思う。
こちらも、OPAMPの交換で大化けすると思われる。
デジタル出力(同軸) -> 改造Dr.DAC -> ATH-W1000
デジタル出力については、エージング不足やPC機器の輻射ノイズの関係か、WaveTerminalよりも少々劣る感が否めない。
念を押しておくが、エージング状態、PCの内部ノイズにもかかわってくるので難しい問題とも思われる。
(メインPCのWaveTerminalについては、NO-PCIを挿してはいないのでその分優秀とも考えられるが、PC筐体の構造の違いやエージングでどうなるかはまだ未知数)
でも、明らかに、既存のProdigyシリーズよりはよいと思う。
PCI Noize Killerの効果は大きいと思う。
こちらについては、NO-PCIを用意する予定。
ファーストインプレ総括
全体的にレベルが高いサウンドカードと思う。
1万3千円というお値段でここまでであれば大満足。
Prodigy192を明らかに超え、ESI-Proブランドクラスの性能を持つコストパフォーマンスの高いカードと思う。
使用し初め数時間なのだが、、びっくりするほどいいサウンドカードといえる。
よい点
PCI Noize Killerで、狭いPCなどでも、高いノイズ低下が見られる点
Fr出力にOPA2134PAを使用することで、他のコンシューマサウンドカードはもちろん、既存のProdigyシリーズよりも高音質
エゴシスカード全般の音域フラットな音質
内部端子の充実
Fr出力、ヘッドフォン出力のユーザー交換可能なOPAMPにより、更なるグレードアップができる点
悪い(というよりも残念)な点
デジタル出力の内部出力ジャンパがない
ヘッドホンOPAMPはOPA2134PAを標準にしてほしかった
以下、説明書などを改善すべきと思われる点
内部ジャンパ端子の説明
OPAMPの動作電圧をしっかり明記しておくべき
・・・なんかいつもの文章じゃないと自分でも思ってたりしますが・・・
1週間程度のエージングの後、改めてインプレッションを書きますかねぇ。