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Dr.DAC OPAMP交換SP OPA637BP/BUF634P編 (2006/05/15 追記)

 OPAMP交換特別版・・・OPA637BPを入れてみました・・・
 ゲインが5以上で安定のOPAMPなので・・・癖がありすぎです。でも、バッファOPAMPとの組み合わせ次第で・・・(汗

 スペシャル編の位置づけなので、いつものお約束は結構長めです。
 しかも、改造版に記載ということで・・・ご了承くださいね。

 ※OPAMPの交換をしても、EgoSystemsさんの 製品保証はOKのようですが・・・基板などを傷つけたりしてしまったら、製品保証対象外となります。 また、  OPAMPの交換を行った結果については、EgoSystemsさんで動作保証はしてくれません・・・
  また、バッファOPAMP交換は、完全な改造ですので、製品保証もなくなります。

  また、ぶりちゃんは、OPA637をDr.DACに使用することはお勧めしません・・・バッファOPAMPの交換とセットでご覧ください。。
  BUF634Pは、バッファ専用ICです。Dr.DACのプリ、ヘッドホンOPAMPソケットには絶対に挿入しないでください。
 Dr.DACの破損、またはBUF634Pの破損につながります。

交換SP ヘッドホンOPAMPにBB OPA637BPを入れてみる

 以前から、試してみたかった、ゲインが5以上ですが、チョイ高速なOPA637BPを入手・・・ さて、どうなりますことやら・・・

 手持ちの、Brown Dogアダプターに637BPをはんだ付け・・・とりあえず、プリ側の627BPと交換してみると・・・
 あらま、発振してしまいました・・・固体差なのかな・・・

 ぶりちゃんのDr.DACは、バッファOPAMPを、表面実装のJRC4580Eから、DIPソケット化改造で、BB OPA134PA X 2にしてあります。・・・これなら、OPA637BPいけるんじゃないかなぁ・・・と思い・・・挿してみました。
(JRC4580Eのままだと、発振してどうしようもないそうです・・・ゲイン条件は大丈夫らしいのですが・・・)

 ・・・発振はしません・・・が、ド迫力なポップ音(号泣)・・・そして、VRを最少にしてもヘッドホンから音が・・・
 でも、OPA627BPのエージング開始時よりもちょっと低音が出てる・・・全体的に力強い音が・・・

 このままではどうしようもないなぁ・・・ということで・・・

交換SPその2 バッファICにBB BUF634Pを入れてみる

 ・・・同時に入手した、TI(BB)のバッファ専用IC、BUF634P・・・バッファ交換化改造は、もともとこれを入れてみたかった為に・・・(まぢです
 627/637の場合は、広帯域モード(180MHz)で使用ということなので、BUF634Pの1ピン(BW)を4ピン(V-)に接続しています。

 ヘッドホンOPAMPはOPA637BPのまま、出力バッファに簡易下駄BUF634Pを挿してみると・・・

 ・・・うは・・・未エージングのOPA627BP+低音がよく出ていて、しかも重低音まででますね・・・BUF634Pは高速バッファICということで、音のスピード感も増しています。
 ・・・W1000で足まで響く重低音が聴けるとは・・・ある意味驚きです。

 OPA134PAよりもフラット、素直な音を出してくれます。また、上下のレンジも広くなった模様・・・解像度も上がっているようで、音の分離がさらに良くなっています。
 一発で気に入ってしまいました。

 ヘッドホンOPAMPをコート済OPA627AUにしてみると、コート済OPA627AUの音がスピード感も上がていい感じ・・・でもちょっと違和感が・・・
 データシート通り、OPA627の場合は、200pFのコンデンサをフィードバックとBUF634PのINの間にいれないとだめかも。

交換SPその3 やっぱりコートするのね

 OPA637BPに、第一段階として、スーパーXうす塗り、次にSPI-015Sを塗って、最後に保護を兼ねて、M2052粉末入りスーパーXを塗りました。
 ・・・高音域が、コート済OPA627BPと同様に出るようになっています。

 BUF634Pには、接続している足にSPI-015Sを塗った後、周りをマスキングテープで囲って中にスーパーXホワイトを注入・・・上部に余ったM2052粉末入りスーパーXを塗りました。

エージング経過

 で、エージング開始、1週間が経過。

 OPA637BPですが、エージング済OPA627BPと同様の音域に・・・エージングまだ始まったばっかりだよね。
 といっても、低音はタイトなOPA627と比べて、少々太めで出るようになっています。
 また、全体的にちょっとアタックが強いかな、力強い音に感じますが、音の揺らぎ、情報量は健在ですね。
 高音域は透明感が出てきていますね。低音域が出ているので弱めと錯覚しがちですが、OPA627BPと同様の音域+BUF634Pのワイドレンジ化で良くなっています。
 でもまだ少々高音域は硬めかな?

 スピード感が上がった為、量感は少々減少・・・JRC4580Eのころ雲泥の差です。まあ、JRC4580Eのときは、量感というより、悪くいえば濁り/飽和かもしれませんね。
 また、現在のところ艶も少々減少。これはエージングでどうなりますやら。

4/13

 エージング2週間経ちました・・・約半分ですね・・・半分とはいえ、少々変わってきています。
 音の響きがすっきりとして、量感がさらに減少・・・でも、やっぱり音の揺らぎと情報量は健在なんですが・・・
 低音もさらに出るようになってきました。低音が強調されているわけではなく、しっかりと出ています。
 
 Falcomの銀の意思スーパーアレンジなんて聴いていましたが・・・ サビで、バックのストリングスがふわっとした感じでセンター寄りからRチャネル立ち上がっていき、Rいっぱいに振られて奏でられるのがとてもいい感じですね。

 T-SQUARE、カシオペアなどのジャズ/フュージョン系もなかなかよいです。・・・KZの弾むような低音が、OPA637+BUF634でよくでるようになって、スラップベースがきもちいいわぁ。
 すっきりとしてるけども、情報量、揺らぎのある音は、サックス/ウィンドシンセ/ギターも心地よいです。

4/20

 エージング3週間・・・
 OPA627でも同様だった、エージング前の中音域の太さが薄れてきて、バランスがよくなってきました。
 以前は、高音域のシンバルなどがドライな音だったのですが、OPA627+OPA134PAのときのような、高音域の艶、輝きが少々でてきていい感じに近づいてきました。
 高音域が出てくるように感じ始めています。もうすこしかな。

 無音状態だと・・・やばそうですね・・・曲がかかっていると大丈夫なのですが、VRで右チャネルにがりがりと・・・

4/28

 エージング1ヶ月。
 アタックの効きが薄れ、627に近くなったような気がします。そのおかげか、低音域が少々弱く・・・
 (でも、OPA627BPよりもさらに出ています。)
 中音域の太さは取れたよう・・・  高音域の艶は、少々出てる程度・・・OPA627BP+OPA134PAのときまではいかない様です。
 ・・・高速バッファのおかげで、全体的にスピード感のある音になっているので・・・ドライに感じるかなと思いはじめています。

 OPA627BP+JRC4580Eのときとはえらい違いで、情報量は健在ながらも全体的にすっきりとした音になっています。

 とりあえず、エージングとしては終了・・・まだ続けてもいいかなという感じもありますが、
 全体的にスピード感が増し、低音域もでるようになって、自分ではよくなったと思っています。
 無音状態のときはつらいですが(汗

5/15 今度こそエージング終わりだな

 一か月半経ちました。
 4末で終わりかと思っていたのですが、やっと終わったようですね・・・エージング・・・

 とりあえず、全OPAMPの変換アダプター部分をブレーキパーツクリーナーで拭き取り、きれいにした後、SETTEN No.1を塗り、綿棒で軽く拭き取った後装着。

 数日後、無音状態でボリュームをいじってみたところ、依然あった右チャネルのガリがなくなり、ピークランプがつきっぱなしの発振状態もなくなりました。
 高音域は少々残っていたシャリが取れたようです。

 627+OPA134PAと違い、全域のそれぞれの音の輪郭がしっかりと出ていて、不足と感じられていた低音域が出るようになったことで、バランスが向上したように感じられます。
 高音域、中音域は、627と同様にでていて、お気に入りですね。
 627よりも、ロック系はよいのではないのでしょうか。
 ・・・ジャズ、クラシックも627と同様にここちよく聴けます。

 OPA637BP+BUF634Pの組み合わせ・・・地獄のバッファ交換化改造をやって本当によかったと思っています。
 OPA627にもどれませんわ・・・このままソケット外して直付けしようかしらん(滝汗

 ちなみに、ヘッドホンOPAMPをAD797ANに交換してみました・・・637より、低音の減少(627と同じくらい)、情報量というか、揺らぎの減少以外は、ほとんど637と同様ですねぇ・・・

 尚、エージング時は、小音量で24時間、ほとんど音楽をランダムで流し続けています。一日数時間だと、さらに掛かるかと思います。

 ここまで来ると、別で、OPA637BP+BUF634Pでヘッドホンアンプ自作したほうがいいといわれそうですが・・・
 おっしゃるとおりです。返す言葉もございません。(滝汗
 もう1セットありますので、そのうち作ってみるのもいいですね(爆

 といいつつも、その前に、ぶりちゃん号のパワーアンプをつくりたいな・・・
 ・・・カマデンのキット+プリアンプのOPA627でつくってみようかと考えていたりします。