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Dr.DACを改造する 1 (2007/03/31 その2追記)
さて、そろそろ、Dr.DACをいじってみようということで・・・まずはお約束です。
※改造を行った場合、EgoSystemsさんの動作
及び、製品保証対象外となります。
サポート、修理をしてもらえなくなりますので、以下記載の内容を行う場合は、
自己責任でお願いしますね。
その1 まずは簡単な改造(?)OPAMPソケットの交換
Dr.DACのOPAMPソケットは、Dr.HEAD(無印)と同様の板バネタイプのソケットです。
DUALタイプのDIP8ピンOPAMPを使用するにはちょうどいいのですが、変換アダプターを使用すると、ピンのすわりが悪い為、
接触不良の原因となる可能性があります。
(Dr.HEAD HiFiは、最初から丸ピンソケットが装着されています)
そこで、最初の変換アダプターと一緒に買った、金メッキ丸ピンソケットに交換してみることにしました。
まず、半田ごて、手動吸い取り器または、半田吸い取り線を用意します。今回、ぶりちゃんは22Wの半田ごてを使用しましたが、部品を取り外す際は、30Wクラスの半田ごてが良いかもしれません。
Dr.DACのケースをはずし、充電池のソケットを一応はずして裏返し・・・OPAMPのソケットを取り外します。
OPAMPソケットの足に半田ごてを当て、半田が十分に溶け出したら、手動半田吸い取り器ですぽ〜んと吸っていきます。
8ピン全部繰り返します。できるだけすばやく行います。(他の部品を熱から守る為)
ぶりちゃんは、手動半田吸い取り器(HAKKO製 NO.18G "SPPON"(笑))を使用しました。手動吸い取り器は、扱いに慣れが必要だとおもいます(ランドをはがしてしまう場合もあります)ので、半田吸い取り線で地道に吸っていくのも手です。
吸い取り切れなかった箇所は再度、半田吸い取り器や、吸い取り線で半田を取り、元のソケットをゆっくりとはずします。抵抗がある場合は無理をせず、半田を吸い取りましょう。・・・スルーホール基板なので気をつけて・・・
残り1ピンが外れない場合は、基板を立てて片方からこてをあて、もう片方の手で引っ張ります。(無理はしないように)
取り外したら、後は購入した丸ピンソケットを挿し、テープなどで固定してから、また裏返し、ピンを半田付けしていきます。スルーホール基板なので、気持ち長めに半田をつけます。
・・・半田不良などがあると、音質に影響します。半田は少なすぎず、多すぎず・・・ここは慣れが必要です。
多すぎた場合は、吸い取り線を使用してもう一度チャレンジです。
確認終了後、ケースに戻して試聴・・・音がおかしくなければ完了です。
最初は、4ピンの半田が取りづらく、苦労しました。
交換後・・・ダイナミックレンジがあがったような感じがしました・・・けど、数日後・・・音がよくなるまでに数時間たたないとダメ・・・いつもの通りかとおもっていましたが・・・
再度OPAMPソケットの交換(号泣)
交換して約一週間・・・少々音質がよくなったかなぁ・・・とおもっていたのです・・・18日に、お隣の宮城県に行った際に残りのBrown
Dogアダプター用に、丸ピンソケットを8個ほど買い込んでいたので、ためしに変換アダプターをそのソケットに挿してみました。
・・・あれ?きちんと奥まで刺さり、しっかりとホールドするぞぉ・・・
すぐにDr.DACの電源を切り、ケースをはずしてアダプターに手を当ててみると・・・ぐらぐらする・・・だめじゃん!!(号泣
・・・部品は、取り付ける前にきちんと確認しましょう(反省
午前2時半・・・再度ソケットの交換を行うのでした。
今回購入してきたソケットは、メッキの普通の丸8ピンDIPソケットです。仙台市のマルツ電波さん仙台店で購入。1個85円くらいでした。
再度交換・・・確認・・・あれ?右がおかしい・・・よぉくみると、スルーホール内まで半田が載っていなさそう・・・再度半田付け・・・
以前は音が正しくでるまで時間がかかっていましたが、今度はすぐにOK!よかった〜
接触不良だったのでしょうね・・・ちなみに、接触不良だとLo-Hiエフェクトを軽く掛けたように聴こえました。
でも、しばらく通電していると、中、高音域が輝きだします。これは、OPA627BPがあったまることで出るんですねぇ。
尚、以前交換して半田が初期と異なる為か、全ピン簡単に吸い取れました。
ランドはがさなくて・・・ほんとによかった・・・
その2 ACアダプターの改造(パーツ交換/追加)
HORNETさんが行った、ACアダプタ ーの改造を行いました。
まず、結果から・・・私の耳では、ちょっとかわったのかな?いあ、どうだろ・・・です。HORNETさんや、おりゃさんの結果と大体同じかと・・・
ノイズ測定環境はないので・・・
念のため記載しときますが、HORNETさん、おりゃさんの改造結果を踏まえて、あえて改造しています。
高校のとき以来、しばらくやってなかった電子部品いぢり熱が・・・という感じですかね。
Dr.HEAD無印のときのACアダプターはノイズがひどいという話ですが、Dr.DACのACアダプターは元々ノイズは出さないほうですので、無理に改造する必要はないかと思いますよ。
詳しい方法は、HORNETさんのDr.DAC関連Blogより、Dr.DACの改造その1を見ていただくとして、ここでは簡単に・・・
使用したパーツはおりゃさんに譲っていただいた、ニチコンのFine
Gold 2200uF 35V/85度1本と、積層セラミックコンデンサ 0.1uF4本です。
地方では、こんなコンデンサはまず手に入らないので、おりゃさんに感謝です。
ACアダプタ基板裏の積層セラコンを取り付ける箇所の半田を取り、電解コンデンサ(1000uF 25V)をはずします。
あとは、半田を取り去った箇所4箇所に積層セラコンを取り付けます。
一番困ったのはこのFine
Gold・・・でかいです・・・位置決めした後、ミニチュアラジオペンチで慎重に足を曲げ、手元にあったヒシチューブを足に通して絶縁代わりとしました。
トランスとコンデンサの間にクッションテープを入れ、ホットボンドで固定しています。
・・・なんとかぎりぎり入ったかなって感じです。
とりあえず、大丈夫そうですが、不安なところは・・・Fine Goldの足を根元から曲げていることですね・・・液漏れが怖いです。
11/20追記
Fine Gold換装済のACアダプターですが、これを使っていると、音が澄みすぎ、高音域のフォーカスが少々甘いこと、音が美しくなってしまうところがあります。・・・よく考えたら、これってFine Goldのコンデンサーの色なんですよね・・・いろいろエージングしていたので、今まで気づいてませんでしたね・・・ACアダプターのコンデンサ交換も音質に影響すると思います。
・・・よくよく考えたら、標準のコンデンサは25V1000uF・・・MUSE
KZにあるなぁ・・・ということで、いつもどおり、ish_mmのPCの部屋さんより
購入・・・MUSE KZは全種類在庫してくれているのでとても助かります。
今回は、SPI-015SをACアダプターのトランスや、MUSE KZの頭、フィルムコンやダイオードなどに塗っています。・・・制振も意味あるかと思いますが、電磁波シールド及び吸収効果を評価しています。・・・解像度が高くなると思います。
交換の後、エージング中ですが・・・Dr.DAC内のアルミ電解コンデンサはすべてMUSE KZに統一してあるので、OPA627BPの音の揺らぎ、解像度をそのまま量感多く奏でてくれます。・・・人により、音が重いと感じるかもしれませんが・・・ぶりちゃんは気に入っています。
MUSE KZなどの大型コンデンサはスペースをとる為、熱が篭ってしまったりもしますが、解像度、量感など、コンデンサによりいろいろ選べると思います。下手な制振などいらないくらいだと思います。・・・MUSEシリーズは独自に耐振理論などをもってますので、コンデンサの色が消えてしまったり・・・
2007/03/31 追記
しばらく、スイッチングACアダプターを使用してましたが、今年に入ってから、またこのACアダプターに戻しました。
1月ごろに、MUSE KZをもう一本追加しました。上記の写真のKZの上にもう1本・・・普通では入りきらないので、ケースに穴をあけ、無理やり・・・
2本にしたところ、少々解像度が上がり、結構いいなとおもってたのですが・・・
中、高音域メインだといい感じですが、バランス的には、低音足りないなと思ってたのも事実でして・・・
3/27に、TA2020SPでも使用した、nichiconのオーディオ用途電源平滑コンデンサ、KG Type-II Gold Tune 50V 4700uFに交換してしまいました・・・
ううむ、仕事でストレスたまっていると、なにをしでかすかわかりませんな。
KZも大きいですが、KGは25mm X 50mmとさらにでかく、基板に固定するタイプなので、柔軟なリードではなく、爪タイプの端子です。
そのままではどうあがいても、ACアダプタの基板には載せられません。なので、できるだけ短いリード線(1cm程度)で接続してます。
ケースは大胆にもカット・・・穴はビニールテープでふさぎました(ぉ
そのまま使ってみたところ、高音域が足りないな・・・ということで、コンデンサの頭にSPI-015Sを塗り、リード線で不安定な基部は、スーパーXGで固め・・・
ずっと曲を流しっぱなしで3日ほど経ちました。
KG Gold Tuneは、低音が出るという話をきいてたとおり、低音が持ち上がり、バランスがよくなりました。
SPI-015SやスーパーXの効果もあるとおもいますが、KZと高音域はほぼ同様に出てるかとおもいます。
音が全体的に太くなりましたが、解像度が低くなったわけでもなく、繊細な音もその通りにでていますね。
そしてなによりよかったのが、・・・発熱がかなり抑えられたことです。
改造前は、冬場カイロ代わりというか、カイロより熱いほどで、ヒートシンク張りの蓋を少しずらしてあけていたのですが、
KGに変えてからは、自分の額のほうがあったかいか、上がっても同程度です。
ヒートシンクを貼っていない底は自分の額程度かチョイ上くらいですね。
・・・いやはや、かなり熱量がさがりましたなぁ。
でも、全開というか、通常音量で聴いてると、今までよりも熱くはないですが、放熱しきれずに上がっていくようで・・・
それでも、以前よりだいぶましになりました。
やっぱり平滑専用コンデンサ、容量、耐圧の増加で、電源のノイズが低下したことがおおきいのでしょうねぇ。
音が太くなったと上で記載しましたが、実際のところは、音が安定した・・・って感じですね。
尚、KGはいつものish_mmのPCの部屋さんで購入してます。
TA2020SPやパワードモニター用に4本購入したのですが、これで使い切ってしまいました。
パワードには2本入れてますが、解像度が上がり、ほんとにこれポリプロビレンコーン?て感じの低音がでるようになりました。ツイーターからの高音域の解像度もあがってますしね。
価格的にはKZより高めに感じますが、KZで同じ容量にすると、5本ですから・・・やっぱり安価なんですな。
でも、一度はKZ 5本と比べてみたいかも・・・
そして Type-III Super Toughもつかってみたいですねぇ。
ああ、iHA-1Bのアダプタもやるかなぁ・・・それとも、中間に入れるようにするか・・・悩みます。
もう1本くらい入れてやりたいけど、さすがに無理ですな(爆)ばしょがない。
音質ですが、KZよりは、FGよりかなぁ・・・とも思えます。