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Dr.DAC の制振対策 2 制振も・・・でも一番は電磁波対策? (2005/11/20 その6 追加)

 OPAMPや、コンデンサetc.は、振動すると音が悪くなるとかいう話があります。
 ぶりちゃん自身、信用していなかった話ではあるのですが・・・とりあえず、試してみると・・・かわったようなので、信じてしまいますねぇ・・・ということで、 次は、電磁波対策も兼ねて・・・

 尚、このページで使用している、M2052粉末、粉体塗料SPI-015Sと、レゾナンスチップ・ブロウは、ローカルメールオーダーより購入しています。

   ・・・まあ、こんなことで保証がどうとかこうとかではないと思いますが・・・一応お約束です。

  ※改造を行った場合、EgoSystemsさんの動作 及び、製品保証対象外となります。
 サポート、修理をしてもらえなくなりますので、以下記載の内容を行う場合は、
 自己責任でお願いしますね。

 

その3 OPA627BPに制振合金M2052粉末入りセメダイン スーパーX2を塗ってみる

制振合金 M2052粉末

  制振作用のある金属だそうです。振動を受けることで双晶を発生させ、熱に変換するという・・・よくわからない理論ですが・・・
 振動が収まると、元に戻るという、なかなか面白い金属ですね。

 詳しい効果については、セイシンのページで。 

 今回は、江川工房というブランドで販売されている合金粉末5gです。・・・お値段は、2500円と値段がはりますが・・・しかも少ない・・・

塗ってみる

 いろいろ試す為に、絶縁を兼ねて、OPA627BPにスーパーX2クリアを塗っておきました。(その1参照)
 2052粉末付属の説明書にしたがって粉末入りパテを作ります。

 カッティングシートの上に両面テープ(紙以外)をはり、その上にスーパーX2クリアを出します。
 その上にM2052粉末をぱらぱらと撒いて、手早く混ぜ合わせました。
 説明書には、スーパーX2とM2052粉末は3:1ということですが・・・ちょっと少ないかな・・・

 あとは、その1と同じ要領で塗っていきます。

 で、塗り終わったら、しばらく待ってチェック・・・塗り残しがないかどうかを確認します。足の部分を重点的にチェックして、足りないところはさらに塗りこみます。

 確認を終えたら、一日そのままほったらかします。・・・硬化するまでが待ち遠しい・・・その間、OPA627AUでDr.DACを使用・・・やっぱりOPA627良いな〜(汗

 一日置いたところ、完全というわけではないですが、ほとんど硬化したようなので、Dr.DACに挿してみます。

さて、なにかかわったか

 かきたいのですが・・・その4と同時にやってしまったので・・・ごめんなさい・・・書けません。

 

その4 電磁波対策、制振を目的に、SPI-015Sをいろいろな箇所に塗ってみる。

 制振合金・粉体塗料 SPI-015S

  これも、制振合金M2052を含んだ塗料です。通常のSPI-015と違い、カーボン系の粉末と、電磁波を吸収、熱に変換するものが入っているらしく、
 電磁波シールド、吸収作用があるということで選びました・・・ちなみに、15cc 5,250円とかなり高いです。
 まあ、プラ用のGSI クレオス Mr.カラーでも、粒子が細かいファインカラーとか呼ばれるものは、10ccで800円から1200円ほどしますので・・・値段相応かなと思ってます。

 ただ、この塗料、購入時点では、どろどろで塗るのが大変なので、手持ちのMr薄め液を入れて混ぜてあります。
 水性は使うなとかいてあったのですが、Mr.カラーはシンナー系なので大丈夫でしょう。

塗ってみる

 まずは、各種チップ・・・DAC、トランジスタ、三端子レギュレータ、チップコンデンサetc.・・・黒いプラがあるものにはすべて塗っています。
 SPI-015Sは、導電性があるので、プラ表面にのみ塗るようにしました。プラモ塗装用の小さめの平筆で2度塗りしています。
 ・・・もちろん、バッファOPAMP JRC4580にも塗っています。
 

 次は、コンデンサですね。MUSE KZとFine Goldの頭、防爆弁に塗っています。・・・以前レゾナンスチップ・クライオを貼ったコンデンサには塗っていません。
 ・・・クライオが使えなくなってしまいますので・・・

 ・・・で、電磁波対策をメイン、もちろん、制振も・・・として、ヘッドホンジャック、ボリューム、スイッチ類のカバーに塗りました。
 Dr.DACについているNEUTRIK製のヘッドホンジャックは、TRSの接触端子がむき出しになっているので、その剥き出しの端子に塗っています・・・裏に回りこまないように慎重に・・・
 ALPSのボリュームのグラウンドをかねるカバーに塗り、電源スイッチとHiLow切り替えスイッチのカバーにも塗りました。

さて、なにかかわったか

 まずは、同様に15Sを塗ったOPA2604APを挿して音だし・・・あれ?こんな音だったか?
 どうやら全域にわたって解像度、音の広がりがよくなっているようです。・・・以前、隠れてしまっている音がすくないですがありました。・・・それもハッキリ聴こえるようです。

 次は、同様の処理をしたOPA2134PA・・・かなり変わりましたね。MUSE化したDr.DACでは、低音が強調されていたのですが、足りない中、高音域がでるようになり、全体てきにフラットです。・・・しかも、解像度も上がってさらによくなっています。

 で、本命、その3で処理を行ったOPA627BPです。・・・ぢつは、これが一番変化を感じにくかったり・・・
 やっぱり全体的にはあがっています。隠れ気味の音もハッキリ聞こえ、制振その1からさらにグレードアップされていますね。

 最初は、MUSE KZの特徴が消えてしまったかと思いましたが、半日置いて、SPI-015Sを感想させてから聴いてみると、MUSE KZの特徴をのこしたままグレードアップした感じです。
 スイッチングACアダプターの音の硬さはまったくといっていいほど感じられず、やわらかい音でも全域にわたって各音の存在感があります。・・・臨場感は少なめですが・・・ATH-W1000のおかげもあるかと思います。

 ・・・ノイズですが、銅版を付けたときよりも下がっているようです。交換前と同じまではいっていませんが・・・SPI-015Sは、少ないですが、電磁波吸収効果はあるようですね。

 これを行った直後は、MUSEの色が消えたかと思い、ちょっと後悔もしましたが、今はかなり気に入っています。
 詳しい音質の違い・・・は、文章にするのがむずかしいので今回は避けます。ただ、ぶりちゃんにとっては、良くなったとはいえますが。
 ・・・OPAMP交換比較で・・・多分書くでしょう(汗

その5 SPI-015SをOPA627BPに塗ってみる

 というわけで、その3の状態のOPA627BPに塗ってみました・・・Mr.カラーうすめ液をつかってるからか、乾燥が速い、数分で触指OKです(笑
 ・・・すると、澄んだ感じがあがりましたね。かなり聴きやすくなりました。

 無音状態のノイズレベルですが、OPA627BPに塗ったことで、天板交換前と同じ位のレベルまで下がりました・・・これはびっくりです。・・・SPI-015S効果あるなぁ・・・

 かなりよくなりました・・・スイッチングACアダプターのシャープさと、トランス型アダプターの澄んだ感じを足したような音になっています。
 尚、交換が頻繁だったので、SETTENは塗りなおしてません。

 ちなみに、SPI-015Sは、GSIクレオスのツールクリーナーで十分落とせます。・・・Mr.カラー系は模型店で入手可能です。
 

その6 SPI-015Sを銅天板などに塗ってみる

 SPI-015Sを銅天板の裏と、バックパネル裏に塗りました。さらにノイズレベルが下がったようです。・・・弊害として・・・温度上昇がありますが・・・

 それでも、ノイズレベルの低下と解像度が上がったことで、音が細かくなり聴きやすいです。
 M2052粉末よりも、電磁波シールド、吸収効果のほうを評価しています。