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Dr.DAC レビュー OPAMPを交換してみる。その4 BB OPA627編2 (2006/05/15 OPA627AU更新)

 OPAMP交換その4、OPA627編その2、Quad編です。

 ※OPAMPの交換をしても、EgoSystemsさんの 製品保証はOKのようですが・・・基板などを傷つけたりしてしまったら、製品保証対象外となります。 また、OPAMPの交換を行った場合、EgoSystemsさんで動作保証はしてくれません・・・
当たり前のことですが、以下記載の内容を行う場合は、自己責任でお願いしますね。

 

交換6 Dr.DAC プリメインをBB OPA627BP×2、ヘッドホンドライバもBB OPA627BP×2に交換してみる - OPA627BP Quad

 剥き出しのままつかっていましたが、本日Brown Dogのアダプターも到着しました。

 さて・・・・電源を入れ、ヘッドホンを挿し、Lilithで再生・・・
 私は2chに入り浸りではないのですが・・・おもわず、

 キターーーーーーーーーーーーーーーーー!

 と叫んでしまいました。これこそ、求めていた音域バランス!
 高音域の抜け、広がり。
 低音域の重くない、でもしっかりと、芯の通った音、ベース系の存在感
 そして中音域のふくらみ、ヴォーカルの艶、ストリングス、アコースティックギターの弦の艶、響き・・・

 Waveterminal 192Xをはじめて聴いたときの感動が何倍にもなってよみがえってきました。
 そして、全体的に音が柔らかく、それでいてそれぞれの構成音を聞き分けられ、とてもクリアです。

 やっぱり、2604が足を引っ張っていたのですなぁ・・・627+2604では、特にセンター付近の中、高音域の広がり、厚みが感じられない場合があったのにくらべて、まんべんなく出てます。
 627+2604では、ぶりちゃんにとっては、低音部がまだ少々重かったのでしょうね・・・627 Quadでは、低音を重視する方、サブウーファーを好む方は低音にかなり物足りなさを感じるでしょうね・・・でも、出てないってわけではなく、むしろ、しっかりと出てます。ぶりちゃんは、この低音が好きですね。
 ホール撮りのClassicは、これが2chステレオの音か〜とおもうくらい、臨場感がでています。
 

 曲別のコメント・・・少ないですが、627+2604のときよりも音域、スピード感、厚みすべてあがっていますが、基本的には、傾向は同じです。
 すごすぎて、ぶりちゃんの耳と文章力では伝えるの難しいです・・・是非、試してみていただけたら・・・と思います。

 627+2604のときのような、しばらくたってから音がよくなるというのは感じられず、最初から全開状態です。
 ただ、時々、ボツっという、耳に来る低音があるときがあります・・・これは多分、ATH-A900の限界超えた低音かと・・・。
 
 他のOPA627BPを載せた機種で聴いてないので比較にはなりませんが、Dr.DACは、OPA627BPの音の傾向を再現しているのではないでしょうか・・・  

 この状態でいろいろなジャンルの曲を聴いていますが、曲の音域バランスを忠実に再現しますねぇ・・・
 ぶりちゃんは、中、高音域重視なのですが、ここまでくると、標準状態はおろか、OPA2604APにももどせません。この音、音域バランスなどかなり気に入っています。

9/11追記

 今日は、標準状態、OPA2604APダブル、OPA627BP×2+OPA2604APと足早にですが、聞き比べてみましたが、
 音域、解像度、厚み、響きなど、ダントツによいですね。
 OPAMPにエージングがあるか?というのも疑問ですが、時間がたつにつれて、厚みはそのままに、細かい音もさらに繊細に表現するようになってきたと思います。
 エージングは大事ですね。・・・劣化と言われればそれまでなのですが・・・
 ぶりちゃんは、OPA627BPを、最初の2個をヤフオクで(1,800円×2)、次の2個を知人があまっていた最後のOPA627BPを買い取るということで(1,700円×2)で入手しましたが、
 Dr.DACに装着することで、こんなにもよくなるなら、安いなと思っています。

9/13追記

 627BPのエージングがすすんできたのか、中高音域で少々篭り気味だったのが取れ、より広がりが感じられるようになってきました。
 いままで、篭りのせいか、少々上が足りないかなとか感じてましたが、篭りがとれ、中、高音域の変化が滑らかに感じます。

 先日、職場で試聴してもらったんですが、そのときに気づいたこと・・・エージングは不十分でしたが、ATH-A500では、2604APと627BPの違いがほとんどわからなかったです。
 ・・・違いが出る以前に、ヘッドホンの限界がきてるのでしょうか・・・

 また、家電量販店で、久しぶりにAudio-Technicaのヘッドホンの聴き比べ・・・ソースはあまりよろしくないですが(でもドンシャリロックじゃないだけまだましかも)W1000とA900では、やはり違いますね・・・W1000をDr.DACに挿して聴いてみたいです。

9/19追記

 今日は、標準状態のDr.HEAD HiFiと聴き比べをしていますが、やはり、Dr.DAC+OPA627BPは数ランクちがいますね・・・
 ぶりちゃんのDr.DAC+OPA627BP Quadは、今までの音質はそのままに、音素ひとつひとつに透明感がでてきました。
 音の厚みと透明感って矛盾するもの?なのかもしれませんが、透き通った、それでいて厚みのある、不思議といえば不思議な、でも自然な音です。・・・PCの電源交換で、他のOPAMP導入が遠のいてしまいました・・・しばらくこのままかな・・・

9/29追記

 627BPでほんと・・・満足してしまっています。丸ピンソケットに交換したことで、安定していますしね。
 でも、来週にはアナログデバイセズのAD797ANが届くと思いますので、レビュー追加する予定です。
 
来月中旬にはAD8065ARも届くかと・・・
 また、Dr.HEAD HiFiのレビューを書いて頂いてるFumiさんに、OPA627AUも譲っていただける予定なので、Dr.DAC+OPA627AU Quadも試します。選別品(BP)とはちがうものですが、差は出ないものと思っています。こちらも試したら、レビュー追加する予定です。 

10/22追記

 こちらに、久々の追記ですね。OPA627について少々・・・
 OPA627BP、AUと使って気づいたことですが・・・付け始めて最初は、中音域が高めで、各音の揺らぎは高いですが、まだまだ音が硬いです。
 一ヶ月ほど聴いてやると、高めの中音域も収まり、フラットな特性になります。音も柔らかくなりますよ。
 他のOPAMPは大体1〜2週間でエージング済といってもいいくらいなのですが、
 OPA627にはぜひ時間をかけてあげてくださいね。ジャンルを問わずよく聴ける、すばらしいOPAMPです。


 また、あったまると輝きだす性質については、Dr.DACに熱がこもった場合によく出てました。苦手な方は、熱を持たせない方向で使うと良いでしょう。
 
 ・・・余談ですが・・・ヘッドホンOPAMP脇のコンデンサを良質なものに換えてやると、コールドスタートからいい感じに輝きだします。
 あったまったときよりはかなり押さえ目ですが、これくらいがいいかもしれないです・・・あまり輝いていると気にならないレベルです。
 ただ・・・このコンデンサは基板に面実装されているコンデンサなので、大変ですが・・・

 現在は、いろいろいじくったDr.DAC + OPA627BP Quad に ATH-W1000を挿して聴いています。
 ATH-W1000はまだ70時間ほどでエージング途中ですが、Dr.DACをいじったことで、低音がでています・・・A900だと低音ちょっと強いかなと感じるくらいになっています。
 A900で限界を感じていた部分は、W1000で十分に出ているので満足ですし、中、高音域もなめらかに奏でてくれます。かなり気に入っています。

 W1000や、コンデンサ関連は改造ページのほうに書いています。みたい方は改造のページへどうぞ。

 ゲイン5以上で安定するOPA637BPについては・・・改造版のほうで・・・
 ・・・尚、バッファOPAMPが標準のままだと、発振してどうしようもないです・・・
 でも、解決すると、かなり良いですよ〜・・・でも、改造が必要なのでお勧めはできません(滝汗
 

Extra3 プリメインをBB OPA627AU×2、ヘッドホンドライバもBB OPA627AU×2に交換してみる - OPA627AU Quad

  さて、FumiさんよりOPA627AU(OPA627の通常グレード、SOIC(SOP)8ピン)を譲ってもらいましたので、Brown Dogの Brown Dog  SO8-to-DIP Single-to-Dual Op-Amp Adapterに半田付け・・・SOPなので、半田付けに苦労します。・・・いい例ではないですが、付け方はAdapterのページで。

 今回もExtra扱いですが・・・実際、OPA627BPとの比較となりますね。・・・まあ、うちのOPA627BPはエージング済みといってもいい状態なので、完全に同じとはなりませんが・・・

 まず、AUを挿して聴いたところ、ぶりちゃんの耳では、OPA627BPをはじめて挿した頃の音だと思えました。
 今のBPに比べると、ほんのちょい中音強め・・・音が硬いですが・・・弱め、だけど、しっかり出ている低音、中音域のふくらみ、ヴォーカル、ストリングス、ギターの艶も出ています。
 ・・・Dr.DACのエージングの都合上、BPで出ていた、あったまると輝きだす・・・まではチェックできませんでしたが・・・OPA627の音でした。

 一ヶ月くらい使ってあげると、いい感じになると思います。

 ただ、ノーマルグレードって、チップの相性あるんですかね・・・2セットを反対にしたとき・・・ピーガーと・・・まるで壊れたかのような音・・・あせりました。
 戻すと、普通になります・・・なんだろ・・・ということで、あとで、ラインプリ用、ヘッドホンドライバ用と、マークを入れておきましょうか・・・
 半田が大目と思われる箇所を手動半田吸い取り器ですってもう一度半田付けなどしたのですが・・・変わりませんでした。

 OPA627AUですが、選別品であるBシリーズと比べると、ばらつきでなのか、相性がありそうな気がします(たまたまなのかもしれませんが・・・)

 どうやら、ソケットのはんだ付け不良だったようです。・・・はんだをもう少し載せてみたら、収まったようです。
 音質もOPA627BPとの差異は感じなくなってます。

 そのままでも、OPA627BP同様、十分な情報量と艶、解像度を得られますが、スーパーX、SPI-015S塗装のコートを施してあげると、確実に高音域が伸びると思います。 

 BPよりは安価に入手できると思いますので、安くOPA627を手に入れたい場合には、一考の価値はあると思いますよ〜