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Prodigy HD2 標準状態インプレッション (2007/03/14 訂正、追記)

 本当に長らく時間をあけてしまい、申し訳ないです。
 ファーストインプレを引き継いでいますので、そちらも参考に・・・

増幅段(OPA2134PA)->変換段(JRC5532D)->FOSTEXMN06->TA2020SP->BOSE MicroCube

 じっくり時間をかけて、エージングを行いました。
 解像度の高さは、標準のDr.DACのアナログ出力、Prodigy 7.1XTのFr出力も劣ると感じてしまうくらいです。
 さすがに回路設計が違うので、AK4396の性能を引き出していると思います。
 変換段にJRC5532を持ってくることで、ジャンルを選ばず、ほぼオールマイティに鳴らしてくれるのですが、増幅段のOPA2134PAとつりあわず、バーブラウンの艶、フラット感などを出し切れていないような気がしています。

 ぶりちゃんの改造Dr.DACやiHA-1Bのアナログ出力と比べると、ほんのもう一歩という感があります。
 Dr.DACのDACもスペック上はダイナミックレンジ120dBですから、やはり回路設計が重要ですね。
 音質はもちろん、音域フラットでジャンルを選ばず、この価格では他の追従を許さないほど高音質だと思います。

ヘッドフォン出力-> ATH-W1000

 やはり、JRC4580Eが足を引っ張っていて、せっかくのトリプルOPAMPの出力が死んでしまっているのは否めません。
  艶のなさ、解像度が少々低くなってしまうなど、かなり残念です。
  せめて、ここもOPAMP交換可能であれば、もっとよくなったと思います。
 標準のDr.DACと同等、または以上になっているとは思うのですが、とてももったいないですね。

  ・・・思わず、Dr.DACのように改造したくなっちゃいますね。
  といっても、Dr.DACよりも狭いですし、リスクの高い改造なのでやるかどうかは謎です。

ドライバ

 ファーストインプレに書いていますが、E-WDMと比べると、リファレンスドライバーの機能のなさが目立ってしまいます。
  現在は、Windows Server 2003に入れていますが、Q-Soundは選択できない状態になってしまう始末。XPなら問題はないとは思いますが・・・
 ・・・そもそもぶりちゃんはQ-Sound使いませんがね(汗
  その分、64bitWindows対応や、Vista対応は、リファレンスドライバーの方が都合がよいのですが、ぜひ、E-WDMドライバをリリースしてほしいところです。

 2007/03/14追記
 韓国サイトでE-WDMドライバの公開が始まりました。詳しくは、コメントページのE-WDMドライバで。

Prodigy 7.1XTと比べるとどうか

  近い時期にリリースされた、Prodigy 7.1XTと比べて、アナログ出力に関してはHD2が飛びぬけています。
  ヘッドフォン出力に関しては、OPAMP次第でスペックをあげられる7.1XTに軍配が上がると思います。
 といっても、解像度の面では、JRC4580Eで少々下がるとはいえ、ProdigyHD2に軍配が上がりますね。

  アナログ出力をメインに使用するなら、Prodigy HD2、5.1chアナログ出力やデジタル入出力なども使用するのであれば、Prodigy 7.1XTを選ぶのが良いかと思います。

インプレ総括

  Prodigy 7.1XTと同様、レベルの高いカードだと思います。
  ただ、汎用的に使えるProdigy 7.1 XTと比べ、2-chアナログ出力に特化したつくりになっていますので、使い方により選ぶのが良いと思います。
  PCから2-chアナログでアンプやモニタースピーカーに出力する用途で、1万4千円というお値段ではとてもよいカードだと思います。

良い点

悪い(というよりも残念)な点

次は、OPAMP交換です。