このページは、CSS/JavaScriptを使用できない方に用意しているページです。
検索エンジンなどからいらっしゃった方は、ぜひ、こちらのDr HEAD HiFi メインページでご覧くださいね。

Dr HEAD HiFi レビュー By ぶりちゃん

 EgoSystemsさんのAUDIOTRAKブランドのヘッドホンアンプ Dr HEAD HiFiです。
 今回、友人のFumi さんよりお借りしましたので、少々書きます。
 
 Dr HEAD HiFiは、いろいろな意味で有名なDr HEADの後継として登場しました。
 動作電圧が引き上げられると共に、ヘッドホンを2つ同時使用可能、高インピーダンスのヘッドホンもドライブできます。

 ギャングエラーもほとんどなく、Line無接続では、ホワイトノイズは皆無、ぶりちゃんの環境でのアナログ入力では、Dr.DACのアナログ入力と同じボリュームでのホワイトノイズ発生開始で、かなりよいと思います。
 サイズが小さい(90×90×20mm)ので、置く場所にも困らず、手軽に使えるのではないでしょうか。
 バッテリー持続時間も最低8時間と長めで、ポータブルにも使いやすいかと思います。(Dr.DACをポータブルに使うのは厳しいかもしれませんが・・・)

 ぶりちゃんは、Dr HEADを使ったことないので、初代との比較などはできません。・・・Dr.DACとの比較になってしまいますが、ご容赦を・・・

 ちなみに、ぶりちゃんは決して上級者ではありません・・・(滝汗

機器構成

・オーディオカード :Waveterminal 192X 3-4 Out (EgoSystems ESI) レビュー記事
・接続ケーブル :MY-TRS-RCA2 MOGAMI 2930/NEUTRIKプラグ (Audiotrak オンラインショップ) レビュー記事
・ヘッドホン :ATH-A900 (audio-technica)

サウンド出力は、Cloneモードで、全チャンネル同じ出力にしています。

Dr HEAD HiFi ファーストインプレッション (OPAMP OPA2134PA)


 私の会社の環境(MAYA-44MKII)で聴いたときとは、大違いで結構よいと思います。
 Dr.DACの標準状態(エージング済)より、音の透明感が少々少ないかなとは思いますが、まずまずです。

 低音域は、少々重めの音・・・これはOPAMPの特性かと思います。少々隠れる場合があるようにも思えます。
 中音域は、Dr.DACの初期状態と比べると出ています。エージング済とおなじくらいかと・・・
 高音域ですが、Dr.DAC標準状態と比べると、少し出ていないかなという感じがします。また、シンバルの音などは少々硬く聴こえます。
 音の広がりは、Dr.DACに比べると少なめかと思います。解像度は、Waveterminalの解像度をそのまま出しているようですね。
 また、MOGAMI 2930ケーブルのやや明るめの音質も影響していると思います。
 Waveterminal192Xよりも、音は柔らかめで聴きやすいですね。

 上記のように書きましたが、Dr HEAD HiFiは、あくまでプリ+ヘッドホンアンプですので、アナログ入力に左右されます。
 (Dr.DACなどは、オーディオカード側のデジタル出力がしっかりしたものであればあとはDACの仕事なので・・・それでもケーブルに左右されますが・・・)
 今回は、ESIのトップクラスのオーディオカードのアナログ出力と、解像度の高い、MOGAMIのケーブルを使用しています。
 ケーブルも関係すると思いますが、入力次第でかなり変わります。元が良くなければ、せっかくのDr HEAD HiFiも台無しになるかと・・・

例をあげますと・・・
 REALTEKのHD Audio (Azalia)では、音の広がりがまったくといっていいほどなく、高音域のシンバルなどの音も硬めで聴きづらい感がありました。
 MAYA44 MK-IIではREALTEKとはぜんぜん違い、全体のバランスも良かったですが、解像度、音の柔らかさ、広がりは、Waveterminalにおよびません。
 OPA627BP装備のDr.DACのLine Outからの入力では、Waveterminalの時よりもさらに解像度が高く、音の厚み、柔らかさなどが数ランクほどあがります。ただ、Dr.DACのヘッドホン出力と同じかというと、中、高音域の細かい音が一部聞き取れない、低音が硬いなどありました。・・・これは、使用したケーブルがSONYのOFCケーブルということ、Dr HEAD HiFiのエージング不足もあるかもしれませんし、まず、ヘッドホンに使用しているOPAMPも違いますので、同じ環境にしてみないとなんともいえません。(物理上、完全にとは無理なのですが・・・)

上記の違いも、Dr HEAD HiFiの大きな目玉の一つである、"OPAMP交換"でかなりよくなったりします。
Dr HEAD HiFiを購入した際は、ぜひ試してみてほしいなと思います。
OPA2604APに交換した際は、解像度、音の柔らかさ、広がりなど1ランクはあがりました。

後日、ケーブルは、RCA-RCAもMOGAMI 2930で用意します。・・・一本もってて損はないですし。・・・でもいつに?

Dr HEAD HiFiはどうか

 まず、Dr HEAD HiFiの価格、および構成からいって、かなりいいと思います。
 アナログ入力に左右されますので、そこそこのサウンド/オーディオカードをお持ちの方で、ヘッドホンアウトを使いたいというのであれば、かなりよい選択かと思います。
 ただ、PCのオンボードからの入力などではダメなのかというと、そうではありません。オンボードや、安価なサウンドカードの出力とは思えない、やわらかく、解像度が高い音楽が聴けると思います。

 今回はFumiさんからお借りしたものなので、これ以上は記載しませんが、自分で購入したら、いろいろ試してみたいですね。
 実は、会社用に欲しいなと思っています。その際は、OPAMPの交換も考えています。

 OPAMP交換レビューは、Fumiさんのレビューをお待ちくださいね。

 一応、確認したのですが、Dr.DACでも触れたとおり、OPA627BP(Single タイプ DIP OPAMP)は、Brown Dog Single-to-Dual OP-AMP Adapter (DIP Version)では載せられません。OPAMPわきの電解コンデンサに基板があたってしまいます。
 627にこだわるのであれば、OPA627AU、SOPタイプのシングルOPAMPと、Brown Dog  SO8-to-DIP Single-to-Dual Op-Amp Adapterの組み合わせならいけそうな気がします。

Dr.HEAD HiFiもお勧めですよ